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2012年10月20日 (土)

“この映画”に見つけた原風景 〜さすらいのライダー〜

PRコンサルタントの野呂エイシロウさんが、フェイスブックにこんなコメントを書いていた。

20歳の時、この映画に出逢わなければ今のボクはないだろう。

野呂さんの“この映画”とは『The Secret of my Success/摩天楼はバラ色に』。カンサスの田舎からニューヨークに出てきた若者マイケル・J・フォックスが、最底辺から経営者に上り詰めるまでを描いたコメディ作品である。

野呂さん曰く「東京で、ペントハウスに住み、美人な秘書に囲まれた生活を夢見た。まだまだだが、東京で頑張っている」野呂さんは名古屋出身で、カンサスのような田舎ではないけれど“いつの日か東京に出よう”と考えた。『放送作家が「テレビでアピールする方法」を書いたワケ』で彼にインタビューしたから知っている。

彼は『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の放送作家募集に応募して、東京に出るきっかけをゲット、チャンスを活かして東京に出てきた。その姿はマイケルが履歴書の写真がなくて「エイヤ!」とコピー機に顔を押し付けて、コピーをとったシーンとかぶさるな。

さてぼくの“この映画”はなんだろう?

映画劇場に通いだした頃『スティング』を観た。どんでん返しが凄いギャング映画だった。かなり影響されたけれどライフスタイルに影響を受けはしなかった。あれもちがう、これもちがう…。帰宅の夜道、自転車にまたがってあれこれ思い巡らせたけれど、“この映画”が思いつかなかった。

あきらめてペダルを漕いだとき、フトやってきた。あれだ!『さすらいのライダー/Then Came Bronson』だ。

画像引用元

中 学生か高校生の頃、1970年代前半の米国テレビ映画である。深夜テレビに食い入るように見ていた。出だしのセリフがかっこいい。ハーレーダヴィドソンに またがって、全米各地を旅するライダーのブロンソンが信号待ちをする。そこでサラリーマン風のドライバーから声をかけられる。

Taking a trip?(旅してるの?)
What's that? (えぇ、何だって?)
Taking a trip?(旅してるのかって!)
Yeah.(そんなとこだね)
Where to?(どこへ)
Oh, I don't know. Wherever I end up, I guess.(知らない。行けるところまでかな)
Man, I wish I was you.(おれもそうしたいもんだ)
Really?(マジ?)
Yeah.(ほんとさ)
Well, hang in there.(なら、諦めんなよ)

ブロンソンは自分の生き方を探して各地を魂の旅をする。自分探しもそこそこに、旅先で何かに困っている人びとに出会う。彼らに助言し、骨折りして助ける。そしてかっこよく去ってゆく。

今に続くぼくの生き方の原風景は、“さすらいのライダー”にあった。

こ の後ぼくは一人旅を始めた。最初は近所の一泊のさすらい旅行。やがてそれは北海道へ月単位になり、オーストラリアへ年単位にった。どの旅も行き当たりばっ 旅で、人との出会いを楽しみ、貧乏旅行…ブロンソンのとそっくりだ。元々さすらい派だったのか、このテレビに影響を受けたのか…。

実は、今もまださすらっているのかもしれない。就職も結婚もぼくには“落ち着き場所”になっただろうか。おもしろいことがあると、さほど抵抗がなく身を移してきた。落ち着くより生きる“瞬間”を楽しみたいと思ってきた。さすらい人がぼくの心の中に宿っている。

自分発見のきっかけを野呂さんに感謝しないといけないな。だけど1年か2年続いたこのドラマの最期に、ブロンソンが自分のやるべきことを見出したのか?それで旅を止めたのか?ちっとも覚えていない。DVDが出ているらしいから、見てみますかね。

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