アート・デザイン

2009年11月12日 (木)

ハンズフリーな生き方はいかが? ヘッドセットの新商品をめぐって

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。

ハンズフリーな生き方はいかが? ヘッドセットの新商品を見てきた
北欧企業が開発したヘッドセット「Jabra STONE」を取材した筆者。ハンズフリーな生き方に思いをめぐらせているうちに、日本と北欧の生活スタイルの違いに気がついた。続きはこちら

Jabra

ハンズフリーのヘッドセット“Jabra”の紹介から、手ぶらな生きかたへの憧れを書いた今回のエッセイ。こぼれ話しの要点は3つ。“キイワード” “sumu” そして“手に持ちたいもの”。

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2009年11月11日 (水)

越前和紙のエバンジェリスト

 先月、好男子というか好紳士(という言い方あります?)にお会いしました。utteの事業の母体でもある三和印刷に来訪された10代目(になろうかという)杉原半四郎氏こと、杉原吉直さん。お会いした後すぐにごていねいなお手紙まで。

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 御礼のお手紙まで頂戴して。「和紙のセミナー…」とありますが、その日は昨日11月10日でした。ご来訪いただいた好紳士に再びお会いし、越前和紙を中心とした和紙をめぐるお話をうかがいました。どんな好紳士か。

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2009年11月 6日 (金)

深澤直人×藤井保『見えていない輪郭』展トークショー【その2】

今日は昨日に続いて、『THE OUTLINE 見えていない輪郭展』 オープニングトーク「2人に見えている輪郭」のメモリー、時間のほぼ半分を費やしたQ&Aセッションのモヨウで す。藤井保さんの率直でピュアな人がらに触れたのも大きな収穫だったトークショー、彼が2度ほど言ったことばが、思いのほか重かった。

「この人(深澤さん)は信用できる、と思った」

Photo 演台

深澤氏の仕事への姿勢、生きる姿勢を指しているのでしょう。そのストレートなことばが重い。「信用」とは、成功の尺度でも知名度でも肩書きでもない。どこま でちゃんと仕事をし遂げるか、どこまでこだわるか。世の中にはミリ単位どころかナノ単位で仕事にこだわる人もいるのに、自分のアバウトさを思って「ダメだ な」と自戒した。

鈴なりの聴衆から次々に質問が飛ぶ。やや手厳しい質問から。

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2009年11月 5日 (木)

深澤直人X藤井保 『見えていない輪郭』 展トークショー 【その1】

良いデザインとは何か?――深澤直人のデザイン論
デザインイベントの展示から熱くなるものをなぜか感じられなかった筆者。しかし、プロダクトデザイナーの深澤直人氏と写真家の藤井保氏のトークショーを聴いていて、熱くなれなかった理由に気が付いた。続きはこちら

Outline同展サイトより。

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”のこぼれ話です。連載のタイトルは「論」ですが、ふたりのことばから感じたことをそのまま書きました。対談が終わり、帰途につく聴衆の口々から、「来て良かった」「録音しておきゃよかった」という“満足のアドレナリン”が溢れていました。その感動を書き留めておこうという趣旨で、わたしのブログでは、今日と明日、同展でメモ書きしたノートをまとめた内容をお伝えします。
※詳細な記録ですが、録音はなし、メモからのみです。

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2009年10月 3日 (土)

東京オリンピック、そしてRIEさんの絵画

 わかってないなと思ったのは、今朝一番の五輪の日本落選です。スポーツの祭典なのにエコとか安全とかコンパクトとか、本スジと関係のないことばかりアピールしていたのだから、落選は当然。ほんらい貧困の中でもできるのがスポーツ。特に陸上競技やサッカーはそう。W杯しかり、五輪しかり、開催地は“南北格差解消”への動きあり。 

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 そんなトレンドを読めず、アスリートも市民も主役じゃない東京のプレゼンには…正直、白けました。先月上旬に、ビジネスメディア誠に「なぜ東京オリンピック招致は盛り上がらないのか?」で書いたとおり、予想は的中しました。残念ながらシカゴ→東京→マドリード→リオまで読み通り。五輪=リオに頷いた後、神田の仕事場へ。

【hmm…なアドバイス510.東京オリンピック、そしてRIEさんの絵画】
 今日は“笑顔のアーティスト” RIEさんの個展開催日。 

20091002
おしゃれイズムで発表された絵画2点。

 土曜と日曜にはマトリョーシカの絵付けワークショップがあります。午前中から若い女性たちがむんむん集まって、キャアギャア笑いあって、絵筆を取っておりました。わたし的には撮影係、お茶係、雑事係で小さく執事しておりました(笑)。 

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 こんな感じで“トランス状態”でお二人、やっていました。体験者に混じってマトリョーシカ絵付けをしたのは、相棒のcherryさん。とても上手なのでびっくり。 

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 くわしくはウッテリエ・ブログへ。明日神田やアキバ近くをぶらつかれる方、まだ若干お席がありますので、飛び入り参加してください。(午前11時から、午後1時から、午後2時から、3回。utte@utte.co.jp または 03-6206-9600 まで)

【パリの収穫】
 またRIEさんの進境の著しさを表す、次の一枚の絵画も展示中。 

Pict0564 この作品が好きです。

 色合いが悪い写真ですみません。今までの彼女の作風から一歩踏み出した作品。初秋にパリに行った彼女、時間の許すかぎり画廊や展覧会を観て歩いたそうです。パリのアートに打たれ、アートに燃えた彼女、ある画廊でこう言われたそうです。

「本気なら、続けなさい。続けないとだめ」

 風が吹こうと雨が降ろうと雪で止まろうと、続けること。続けられるなら、いつでも展示は歓迎よ。画廊主はそんなことを言ったという。きっとスケッチを見せる若いRIEさんに、続ける意志があるかどうか、確かめるように鼓舞されたのでしょう。

 パリの美術館を歩いて、もうひとつ彼女が気づいたのは、デッサン力だそうです。 

「これもピカソ?」

 ある美術館でピカソの絵を観ているうちに思った。素描画つまりデッサンや習作などの技術の確かさ、その表現技術の高さ。あの“ゲルニカ”の裏にはそんな習作がひそんでいたとは。 

 RIEさんの絵の素晴らしさとは、誰の心にもある原初の笑顔を、まるで生まれたてのような輪郭と色彩で表すところ。ナチュラルで温かい曲線に惹かれます。クレヨンやアクリル絵の具のほんわりの世界。cherryさんもわたしも、そこが大好きでutteに加わっていただいたわけです。そして、パリを機会に変化が生まれ、もっと大きくて温かい作品が生まれそうです。笑顔にどんな奥行きができるのか、楽しみ。

【hmm…なアドバイス】
 東京オリンピックは、成熟国の“ハコ・エコ・カネ”の力を訴えてもダメでした。五輪委員は新興国の“明日・成長・きっと”が選ばれました。スポーツには、成長、というキイワードがふさわしいからでしょう。

 アートも“市場価値・エンコ・ヒエラルキー”から脱して、クリエイターに自由に創造する機会を与えたい。アート=金・市場評価・学閥、そんなのはつまらない。地球的な視点では、スポーツもアートも良い方向に向かっているのですが。今日は以上です。

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2009年9月18日 (金)

暮らしの中のデザインとアート

 今日は無印良品に行きました。池袋西武に本日オープン(2009年9月18日)。ふたつの目的がありました。ひとつは“エコバッグ”。同店のオープニングを記念して、34名のデザイナーがひとつずつデザイン。 

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 1枚100円(破格)在庫がある限り販売。わたしは7枚購入してcherryさんに2枚差し上げました。深澤直人氏のヤツ(一番左)はダメ(笑)。デザインはこうして暮らしと一体になれるんだなあと思いました。もうひとつの目的は再来週までヒミツです。

【hmm…なアドバイス498.暮らしの中のデザインとアート】
 デザインと暮らしが一体の好事例、シドニーのイベントでも見つけました。 

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 モチ日本国旗です。マグロ寿司(笑)。 

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 これは2009年9月、開催中の『sydney international food festival』の広告ポスターから。各国国旗をその国にちなんだ食でデザイン。好きなヤツをいくつか。 

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 これはギリシャ。オリーブですね。 

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 もちろんインド。レッドカレーがいいなあ。 

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 これはブラジルです。やりますねえ。

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 スペイン。う〜ん、うまそ(笑) 

他にもあるので見てください。

【デザインもアートもイベントと一体に】
 このフェスティバルの好いところは、フードを展示だけでなく、いろんな切り口で暮らしのイベント化しているところ。地元のレストランと連携して特別メニューを提供。子どもからフードライターまで満足させる飲食店ラインナップ。数々の話題づくりが凄い。 

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 フードはアートとも結びついている。アートを飾るレストランの紹介はもちろん、アーティストJeff Martinさんが描くレストラン光景の絵画展もおもしろい。

【hmm…なアドバイス】
 アートをアートとして扱うのが日本人です。アートとは拝む対象であり資産。自分の目や好き嫌いよりも“鑑定団”、世間的な評価頼み。そんなんじゃないよと思うわけです。

 フランスでは額縁を頼むと、サイズを聞いてちょんちょん切って、新聞紙にくるくるっとして渡すそうです。買った人は家に持ち帰って自分で額装して、思い思いに飾る。ところがこちら日本では額縁ひとつとっても厳重包装です。ギャップを感じます。

 シドニーのイベントのようにアートを暮らしの中の楽しみにしたい。エコバッグやインテリアグッズなどにはデザイン選択眼があるのに、アートとなると弱い日本人。政権も変わったことだらか、アート嗜好にも構造改革が必要!と思うんですけど。今日は以上です。

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2009年9月12日 (土)

3つのAperitivo time/アペリティーヴォ・タイム

 ウィ〜っとなる前、食事に向けた助走(=食前酒)のことをアペリティーヴォと言う。それと一緒に出るのがストゥッツィキーノ(付き出し)だそうだが、日本のイタリアーノ・リストランテでは省略されがちで、そのままアンティパスト(前菜)に突入する。

 ちなみにフランスでも英語でもアペリティフ、ドイツ語でもEin Aperitifとなるそうなので、語源はラテン語かな。イタリアのビールブランド“Peroni(ペローニ)”とデザインポータルのdesignboomが主催するコンペ 'it's aperitivo time' には、ぴりっとするデザインが集まった。

【hmm…なアドバイス493.3つのAperitivo time/アペリティーヴォ・タイム】
 食前酒というテーマのデザイン公募。第一次選考に残った100作品のうち3つがdesignboomで公開。そのどれも素晴らしいアイデアと製品化可能性がある。中国人Robert Law氏の“spaghetable”は、スパゲティとテーブルのハハンな合体だ。 

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 最初なんだろ?と思ったけれど、丸テーブルとその台座に「ゴムをかける輪っか」を備えて、太めのゴムバンドで上下を引っ掛けるわけだ。そのゴム、1.2mmとか1.6mmのパスタサイズより太めですよ。ヘアバンドのような太さのゴムがずらりで、立てたパスタに見せるデザインが秀逸。ゴムなのでぐいっと開けば、そこにハンドバッグやクラッチバッグを置くこともできる。 

Peroni02 Peroni03

 入賞まちがいなしのアイデアですね。シンプルなので製品化/製造が容易だろう。

【止まり木にとまるとはいうけれど】
 2つ目もいいな。“aperitivo table”は韓国の eon ju park氏のデザイン。 

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 食前酒って「やあやあ」「どぉしてる?」「会社つくったって?」「やむにやまれず
」とか会話をしますよね。飲み物は手元から離れて談笑になるわけで。そのときテーブルにグラスを置くって誰のだかわからなくなるし、近くにないしで。なるほどね。 

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【こんなネクタイなら】
 3つ目。あの知る人ぞ知る“ハンバーガー帽子”(まさにハンバーガーのカタチをした帽子でチーズもレタスもはさまれている)を所有するわたしですから、こういうジョークもいい。名前は“after office tie”(5時からネクタイ)。 

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 この画像ではよくわからんでしょ。ネクタイの先に栓抜きを付けただけのデザイン。ただ今どき栓抜きが必要な瓶の発売元、ペローニくらいじゃないの?(笑)。デザインはアルゼンチンの sinapsis studio。 

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 さあて3つ並べました。どれが一番食前酒が進むでしょうか?09年9月30日からロンドンで展示会です。

【hmm…なアドバイス】
 待てよ、食中酒(Bevanda/べヴァンダ)も進みすぎた御仁もいた。またしてもイタリーでぼったくられた日本人ニュースですよ。ナイトクラブでウィ〜だったのか、7,265ユーロ=97万円という引き落とし。あらら。日本のバブル時期の料亭でも、ITバブルの頃の六本木ヒルズでも(たぶん)ない額ですよね。

 飲み過ぎのヤカラはともかく、日本の中の伊や仏のバーでは、申し訳なさげなちいちゃなバーカウンターだけも多い。というかそこも立派な席にもなったりして。アペリティーヴォが根付いていない国です。 

デザインと食前酒という公募コンペが成立するには、くらしとクリエイティブが合体している必要がある。デザインが用の具なら、絵画は“心の酔いの具”。日本では“具”が根付くにはまだ時間が必要だ。今日は以上です。

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2009年8月14日 (金)

空へ、宇宙へ伸びるエレベーター

 思い起こせばここ十数年、お盆に休んだことは無かった。電話はかからないし、イヤな?上司もお休みだし、自己愛のパラノイア社員(どの職場にもひとりはいる、オレオレで誰かまわずに影口をたたくヤツですよ)もお休みなので、の〜んびり・しっか〜りと仕事をするのがお盆でした。 

Sanwa_elepet_elevator iPhone画像、揺れてます。

 でも今年は休まないとツラい。仕事場のアートマルシェ神田のある三和ビル、古くて頼もしいエレベーター“三菱エレペット”が改修工事中で、カゴをリニューアルし、内外装もお化粧する。ということは…徒歩で上がらないと!(笑)6Fはつらいよ。ならばいっそ休もう(ご注文処理やクリエイターさんとのやりとりは随時)。

【hmm…なアドバイス468.空へ、宇宙へ伸びるエレベーター】
 ところが今日は都心に出向く用事がありまして(エッセイのインタビューです)、自転車で神田までツ〜っと。おっと…あ!あのスカイツリー!通りがけに。だんだん上に伸びる独特な工法らしいですね。 

Skytree20090814

【スカイツリーはエレベーターも凄い】
東京スカイツリー向けにおいては快適な乗り心地を実現するため、かごの形状の最適化をはかった「整風カプセル」や風・地震などによる建物揺れに対し安全性を確保するための強風・長周期地震管制運転などの技術を搭載する計画です。引用元 

P1070135  5
 引用元 台北101                その機構

 東芝エレベータが、東洋一の『TAIPEI 101』に納入された分速1,010m、つまり時速60kmのエレベータ。国内最高速であり、そのスピードゆえに“整風カプセル”というのに頷いた。何せ時速60kmなら、エアロダイナミック・シェイプが欲しいですよね。東芝ではこのエレベータで培った技術をベースに、スカイツリー向けの納入を行うという。

 余談ですがスカイツリーへのアクセスは複雑。そのエリアの地理感が無いからかも知れませんが、道路は斜めに走るし、交差点も複雑、東西南北がわかりずらい立地。名所にしたいなら(今さらですが)もうすこし分かりやすい立地を選定してほしかった。

【もっと遠くへ! 宇宙エレベーター】
 スカイツリーの上を見上げた。そうだ、空に向かうエレベータもあった!“宇宙エレベーター”です。軽く1,000mくらいはすでに実現構想に入っているそうです。 

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 宇宙エレベーター(または軌道エレベーター)とは、「惑星などの表面から静止軌道以上まで伸びた軌道を持つエレベーター」とWikiにある。実現性は決して低くなく、ナノチューブのようなしなやかで強い素材で結ぶことで、衛星軌道上の宇宙ステーションと地上を結ぶことができるそうだ。そのケーブルを伝って人や物を上下させる。それはまさに“エレベータ・ケーブル”である。 

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 上図は先頃、2009年8月8日・9日に行われた『第1回宇宙エレベーター技術競技会』のプレスリリースから切り取った。バルーンで上空150mに釣り上げられた幅50mmのベルトを昇る昇降装置のコンテストである。総合優勝はミュンヘン工科大学のチームで、世界最速を記録したそうです。

 今後のコンテストで、上昇距離を年ごとに2倍ずつ引き上げて成層圏に近づけるそうです。毎年有人のシャトルを飛ばすよりも、何十分の一以下のコストで人や物資を運ぶことができる構想。実現すれば凄いですね。来年のコンテストへのエントリーなど、詳しくは一般社団法人宇宙エレベーター協会まで。

【hmm…なアドバイス】
 世界最速を競うのでもなく、宇宙に昇るのでもない、神田須田町の三和ビルのエレベーター。改装前のカゴの中には、“渋〜い三菱エレペット”のプレートがありました。 

Photo_2 ブレてすみません。

 コイツは記念に取っておかねば!ということで、工事前日にこっそり・がっつりドライバーで外しました(笑)。新品のエレベーターになったら、イタズラで付けちゃおうかとcherryさんと悪だくみ。

 ということで、今日も工事は進行中。出来上がりのエレベーターは普通に賢くても(そうじゃないと困る)、三和ビルの6Fに上がりアートマルシェ神田に入ると、 

「そこはクリエイティブの宇宙だった」

 訪問者には、そんな高見の感覚を味わい、広がりを想像してもらいたい。utteのクリエイター、クリエイティブの宇宙創出力を見込んでご一緒した人ばかりですから。今日は以上です。

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2009年8月 7日 (金)

いずれ“アートマルシェ千代田”になりたい。

 夕方、仕事場のアートマルシェ神田(千代田区神田須田町)でしょこしょことウエブ作業をしていると、「千代田区からのお知らせです…」と区の街頭広報アナウンスが聞こえてきた。

 「大雨洪水警報が発令されました

 ええ!と思うのも束の間、神田川さえも流しそうな大雨が!ネットでウエザーリポートの雨模様遷移を見ていると、某タレントが潜伏すると言われる山梨県の方にはあまり降っていなかった。ざぁ〜っ降らせて覚醒してもらったらいいのに。真偽はまだ視界不良だが、子の置き去りや“解毒のため”という報道が正なら同情がわかない。まあファンは支えてあげてほしい。好悪も呑み込むのが本当のファンだから。

【hmm…なアドバイス462.いずれ“アートマルシェ千代田”になりたい】
 さてutte/アートマルシェ神田では、千代田区でしぶとく活動してます。サイト更新は最近少ないですが、そのウラには完了待ちのコンテンツがたくさんあるので。素晴しいクリエイターと作品、期待してください。そしてギャラリー・多目的スペースでは『RIEさん個展』『筆文字・ペン字講座』のPRも始めました。  

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 そして、先週からレンタルオフィスにお二人の入居者をお迎えしました。若いのにしっかりされているUさん。営業姿勢も素晴しいし、その活動も凄いです。わたしのようなチャランポラン、見習わなきゃ。もうひとりはNさん、歴女さんライター兼イラストレーターで、絵のタッチも好きです。ライティングの方は、その著作に、さっそく三和印刷(utteとアートマルシェ神田の親みたいな存在)の歴史マニアのお二人が、ハマっていて(笑)。お二人に来ていただき、よかったなあと思っています。

【インキュベーション by utte】
 とはいえ全てのレンタルオフィスがまだご利用いただけていません。cherryさんとわたしの願いは、Uさん・Nさんのようなデザインやクリエイティブに関わる方々にご入居いただくこと。世相は厳しくても、人はどんな環境でも創造をするものなのです。それを支援したい。

 想い続ければ出会いあり。昨日(8月6日)のこと、“インキュベーション”というキーワードで、地域に活動が広まるかもしれない展開がありました。 

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 地域にアートやクリエティブを広げたいという想いから、“千代田区day's”、千代田区の財団『まちみらい千代田』が運営するネット掲示板に、以前から活動PRのお願いをしています。お役所系という感じがせず、親身で感じがいいです。そのサイトのメニューに“インキュベーション施設支援”というものがあり、cherryさんがめざとく見つけました。

 「郷さん、ここに連絡してみたらどうでしょう?」

 と仕事を振るのがうまい彼女にのせられて、わたしがメールをしました。アートマルシェ神田のねらいや想い、概要をツラツラと。するとー。

【絶賛されました。】
 思いのほか早く、ご担当者から電話がありました。“今日、伺ってもいいですか” “はい”ということでお迎えして。財団法人まちみらい千代田の商工振興グループのマネージャーのKさん、暑い中、わざわざありがとうございました。

 「区内のインキュベーション施設、困っているところが多いんです」とKさん。

 施設は作ってもヒト来ずが多いそうです。不況のさなかですから、仕方ないとはいえ。それに比べて、アートマルシェ神田&utteでは、“くらしクリエイティブ”な展示、イベント、ウエブサイト活動、そしてクリエイター支援のことをざっと話すと、感心していただいて。

 「他のところでは待つだけもあるのに、そんな取り組み、とてもいいですね」

 特にcherryさんの企画、郷サブ補助のイベント、“私のウェディング”を絶賛して、「いいですねえ、またやりますか?来たいです」とまでのご発言ありで。さらに彼女の見立てのピーチ・ティの香りにまで感動していただき、Kさんこうおっしゃいました。

 「ああ。来てよかった。アートっていいですね。こんなのなかったなあ、最近

 これ、実録なんです。まあ持ち上げも多々あったかも、ですが嬉しかったです。千代田区の他のインキュベーション施設との交流会にも参加させていただこうと思っています。

【hmm…なアドバイス】
 そこでこう思いました。アート・コミュニティを神田に作ろう。

 結局、小さな施設でひとりよがりしていても、いつも集客に困り、支援の尻すぼみになるだけ。神田界隈から“神田エリアのアートマルシェ”から、活動をひろげて、いつか“千代田区のアートマルシェ”になりたい。コミュニティ成功例といえばJリーグのアルビレックス新潟、プロ野球の北海道日本ハムファイターズ、この2つのコミュニティビジネスのあり方は、徹底した地元振興。それを倣って盛り上げられればいいな。 

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 財団まちみらい千代田の運営するインキュベーション施設 

 たとえばクリエイティブ・シンボル施設の設立、町間のイベント交流、作品のレンタルや展示会の共催。ぜひ共にできたらと思います。今日は以上です。 

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2009年7月 6日 (月)

和紙が静かに教えてくれること

 今日は月刊誌『プリバリ印』に連載する“マーケティング価値校”のこぼれ話しです。 

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 プリバリ印(プリバリイン)2009/07/10発売号 (vol 5)の私のページです。
 6月号はこちらからお申し込み受付中ですが、7月号はまだアップされていません。お待ちください。

 今回のテーマは「和紙」です。京都黒谷で、和紙の原材料の楮から栽培する“創る和紙職人”ハタノワタルさんの個展にお邪魔しました。彼の和紙にたっぷり触れ、個展に訪れる方々(ほとんどが女性でした)を観察し質問をして、ハタノさんにインタビューもして、さらに展示の片づけも手伝って(笑)、一日たっぷり和紙を味わいました。

 いまどき和紙なんて…と思ったら、あなたは遅れています(笑)。和紙はもう数年前からのトレンドで、ノスタルジーブームに終わらずにしっかり定着しつつあります。ただどこか“温故知新”の香りがあるのは否めません。

 「良いですよね和紙って」

 そう言う人が増えたことはよいことですが、“良いですよね…”の後に続く“用途”が問題です。ブックカバー、名刺入れ、扇子に団扇、照明のかさ、などでしょうか。あるいはハタノさんが創られる“アート”だったり。生活に定着する道具というより、どこかアートなのが今どきの和紙です。それじゃあ和紙の産地も売り手も育たないということで、日々努力されている和紙業界の方々に、ほんとうにアタマがさがります。

【鎧兜にも和紙が】
 ふらりと訪れた『わがみ堂』。浅野社長からいろいろ伺った話しの中で、甲冑の話しがありました。戦国武将の鎧兜、実際は鉄ばかりでなく、要所要所に和紙が使われていたという。戦時では身軽でないと刀が振れない。だから軽量化と“耐久性”を両立させる素材として、甲冑に和紙が使われたという。TVや映画の時代劇御用達、甲冑工房の丸武産業によれば、『徳川家康大黒頭巾写し』にこうある。 

Img10591506984jpeg 引用元

「主要な部分の素材には鉄を使用。本兜のみFRP製 *本歌(本物)は和紙の張懸けで 等身大は本歌の技法に合せ鉄と和紙で製作しております。 引用元

 同社の他の製品を観ても、やはり鉄だけでなく皮や和紙を用いています。和紙に漆を塗り耐水性を強化すると、かなり丈夫だったという。とても身近な用途、カラダに密着の“護身用”でもあった。

【清酒久保田を買いました】
 またエッセイに書いた『清酒久保田』のラベルの話しでは、散財もしました。プリバリ印の後藤編集長がこう言ったのです。 

久保田の和紙ラベルの話し、ぐっときました。現品の写真があればいいのですが

 今回は酒造元の朝日酒造にお話しをうかがったわけでないので、写真だけいただくのは気が引ける。まんまと載せられて(笑)、ええい!仕方ない、銘酒久保田を買おう!でも該当する和紙のラベルを使うのは、久保田の中でも高級品に限られます。もう一度、ええい仕方ない!と勢いをつけて、酒屋さんで1本だけ在庫していた久保田“千寿”特別本醸造を買いました。

 1本5千円近い日本酒ですから、自分で飲むようなものじゃない。そそくさとラベル写真を撮影したあとは、自転車用バッグに入れて背負って、老母の元に背負って走りました。たまには親孝行ができました。

【和紙の魅力】
 でもいったい、和紙は洋紙と、どう違うのでしょうか?わたしの勝手なイメージですが、洋紙は情報を伝えるもの、和紙は呼吸をつたえるもの、そんなちがいを感じる。

[洋紙]書籍、教科書、百科事典、辞書、プライスタグ、会社資料、広告、チラシ…
[和紙]障子、襖、灯りのかさ、短冊、便せん、傘、扇子、団扇、掛け軸…

 片やデータに近い、片や人に近い。データが紙でさえなくなった日常で、逆に和紙にリアリティを感じてしまう。ハタノさんの和紙パネル作品を観ていると、なおそう思った。今日は以上です。 

Dsc02665s_2 彼の和紙パネル作品。

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