オーディオ・ビジュアル

2012年9月 3日 (月)

雨にぬれても、誇らしければ。

「meet the future!」と、当時新しかった自転車を滑らせるのはブッチ・キャシディ。そのハンドルに腰掛けるのはエッタ・プレース。バックに流れる主題歌が『雨にぬれても』。1969年の映画『明日に向かって撃て!』の名シーンである。

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2012年9月 2日 (日)

蝉しぐれ〜染色体は音符になった。

雷雨が蝉の羽根を湿らせて、暑かった夏を惜しむメロディのように、すず虫の唄がひろがった。そのコーラスを前奏に聴きたい美しい曲がある。『蝉しぐれ』by MIMOさん。

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2012年7月11日 (水)

ローリング・ストーンズはぼくの「あれ」である。

50年の歴史は1962年7月12日、ロンドンのマーキー・クラブでの演奏で始まった。

The Marquee club has often been defined as "the most important venue in the history of modern pop music" in Europe. Not only for having been witness of the development of the music culture in London, but also for having been an essential meeting point and a real cradle for some of the most important artists and music scenes. 引用元=The Marquee club

「マーキー・クラブは欧州における“ポップミュージックの歴史中、最も重要な現場”と言われてきました。ロンドンの音楽文化シーンの生き証人であるだけでなく、音楽アーティストと音楽シーンを育てる揺りかごでもあった」

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2012年7月 6日 (金)

SONYのカセットテープ空想秘話

SONYのオーディオ事業部の会議室での、ある日のお話しです。

オーディオ事業部長がプレゼンを始めました。プレゼンのピッチは、何十インチの有機ELという鮮やかな大画面に映します。立派な装置なのに売れば売るほど赤字なので、社内で使っています。映し出すのは文字やグラフの静止画で、有機ELにはもったいないです。

「エヘン」と事業部長は説明を始めました。

「SONYのデジタルオーディオプレイヤーのシェアは遂にiPodを上回りました」出席者から万雷の拍手が響きま す。「しかしながら全体市場は伸び悩んでおります」一転してしゅんと。「さらにこのシェアにはiPhoneは含まれていません」「入れるとどうなるんだ ね?」と質問がありました。「iPhoneやiPadなどタブレットでの、プレーヤーとしての使用頻度や時間を推測するスベがありません」「では無視する というのかね?」と追求されると、事業部長は肩をすくめました。再び「エヘン」と咳払いをしました。

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2012年4月30日 (月)

ストーンズ写真家 有賀さんの“公式”の秘密

1990年代になって目についた“オフィシャル写真家”が気になっていた。「Arigaって誰だ?」「日本人なのに公式カメラマンて…なぜ?」その疑問は今日のトークショーで氷解した。

 
右が有賀さん、左が寺田さん。

有賀幹夫氏&寺田正典氏による対談「’90年代以降のザ・ローリング・ストーンズとその素顔」』を池袋東武百貨店で聴いた。40分前に到着すると、もう立ちだった。デパートの8階大催事場というオバンの世界に、『ギミー・シェルター』が大音響でかかる。大丈夫なのか?(笑)

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2012年4月29日 (日)

in other words〜月への夢を言い替えれば

Facebookに盟友林田浩一さんが、ほろほろ酔って仕事で語り合ったことを書き込んでいた。鼎談はやがて放談になった。キミの言うことはこうか?言い替えればこういうことさ。いや違うんだよと…。そんなふうだったとか。まあそんなこともある。Jazz好きの林田さんは書き込み後に名曲『Fly Me To The Moon』の動画を挿入していた。歌い手は小野りさ。この歌には珍しい歌い手だ。

でもなぜFly me to the moonなんだろう?疑問に思って歌詞をひろってみた。

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2012年4月28日 (土)

ジャック・ホワイトの新譜に見る音楽プロモーション

ブルース+ロック+ガレージ+パンク+カントリー…と掴みどころのない希有なミュージシャン、ジャック・ホワイト/Jack Whiteが初のソロアルバム『ブランダーバス/Blunderbuss』を発売。今日は彼の歌とプロモーションをテーマに。

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2012年4月24日 (火)

ひとつコツコツ世代

ギタリスト村治佳織さんの言葉がパガニーニのカプリースのように響いた

私たちの世代はディスコの「ジュリアナ東京」のお立ち台で踊っていたお姉さんたちより下、日本のバブル経済が崩れた後の世代です。それだけにバレエ、下町ら しく鼓など、ひとつのことにコツコツと、ですが、自由に打ち込む傾向が強いように思います。私の友人たちの職業もライター、薬剤師、広告代理店、嫁ぎ先の 沖縄でショップ経営など様々。引用元=日経

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2012年4月20日 (金)

レヴォン・ヘルムに合掌、音楽という伴奏芸術に喝采

The Bandて言っても60〜70年代のミュージックシーンを知る年配者しか知らねえだろう。ぼくはボブ・ディランを浸聴した時期があるから、そのバックバンドとして彼らに触れた。『The Basement Tape』の“カセットテープ“を棚の奥に探したけれど見つからなかった。

でも今はyoutubeっていう便利なものがあるから、アルバムの曲が聴ける。“This Wheel's on Fire”や“You Ain't Goin' Nowhere”。そこにはドラムの音ももちろんある。このアルバムに参加していたドラマーでシンガーだったレヴォン・ヘルムが死んだ。

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2012年1月 8日 (日)

倫敦に行きたくなったぜーSome Gurls LIVE IN TEXAS '78

私のヒーローはローリング・ストーンズのミック・ジャガーだった。ビートルズより不良っぽいストーンズに憧れ、よく彼らの曲を演奏した。
私の履歴書 トニー・ブレア
(元英首相)2012.1.4



こう日本経済新聞の私の履歴書に書いていたブレアさんに親近感を抱いた。あなたのヒーローはジャガーだったんですね。1953年生まれのブレアさんは今経済顧問をしているらしいが、ストーンズは40年代生まれでまだ現役。しかもキース・リチャーズは68才でレーザー矯正手術を受けるくらい元気だ(なのか?笑)。両目1.5の視力を得て、7月20日から転がりだす(たぶんロンドン・コンサートだろう)というニュースもある。

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