フード・レストラン

2008年7月 1日 (火)

ネスカフェ ドルチェ グストのヒット

 昨日のこと。気づいたら新橋駅前に行くのを忘れていた!午前中、一種のトランス状態に入ってある提案資料を作っていた。ひとつのひらめきから、ぐ〜っと突っ込んで考えて広げて、パワポの上に具象画にしました。没頭して作成!トランス資料を、どうだ!という感じでCherryさんに見せました。

 ところが・・・資料のある箇所への彼女のコメントはひとこと・・・“さむい

 ひどいよな。んなら資料作成なんかに精を出さずに、新橋駅前に行けばあの新製品の試飲ができたのに。

【hmm…なアドバイス144.ネスカフェ ドルチェ グストのヒット】
ネスカフェ ドルチェ グストは、スタイリッシュで機能的な本体と高品質な
カプセルで、ご家庭で手軽にカフェで楽しむような、いろんな飲み物が楽し
める、まるでマジックのような"ホームバリスタ"システムです。この本体が
あれば、ご家庭がカフェにはや変わり!
 引用元 

0188458_01  セブンに行けば試飲できると聞きました。

 ちょっと見は、ユーモラスな“コーヒーロボット”のよう。このバリスタに専用カプセル(エスプレッソ、カフェルンゴ、カプチーノ、ラッテマキアート)をセットするだけで、ブクブクしたお湯がカップにプクプクそそがれ、本格的なコーヒーがあっと言う間に楽しめる。

【サンプル配布中!】
 北海道(07年11月〜)と関西(08年3月〜)で先行発売していた。いよいよ首都圏で6月5日から発売され、現在はキャンペーン中だ。各地で試飲イベントをやっていて、新橋駅前でもきっとカプセルをサンプル配布していたはず。そのサンプルを持ってセブンにいけば、ドルチェ グストマシンがある。そこでセットして飲める。

0701caravan やっぱ娘いる。

 首都圏だけではない。ドルチェ娘の乗る(かどうかは知らん)キャラバンカーが1都6県を巡回中だ。そこでもサンプル配布をするので、わざと通りかかるように出かけましょう(スケジュールはこちら)。

【どんな風に入れるのか?美味しいのか?】

0701  いれかたは5ステップ

 この図にはカプセルをハンドルにセットし、本体に差し込んでロック。そしてレバーをスライドさせるだけで注がれるという。果たしてこんなに簡単なのだろうか?モノは試しだ。セブンイレブンに行ってみよう!ということで虎ノ門のセブンイレブンにてゴクリとパチリ

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 ブクブクミルク。       お湯は後ろの1.2ℓのタンクで。

 せっかくだから単価の高い(1杯100円計算)マキアートを頼んだ(さもしい)。コンビ二の女子店員が「はい!」とミルクをセット。カップの線までプクプクがきたところでレバーをもどす。次いでコーヒーをセット。今度はわたしがやってみた。レバーにはさんで穴をぽち! 本体に挿してセット。まことに簡単。レバーを右にするとすぐにお湯が注がれた。ミルクとコーヒーの国旗状になったところでおしまい。

080701_175701
 ミルクのラインまでミルクを、コーヒーのラインまでコーヒーを。

 いだきました。熱さの頃合いもよろしく、とても美味しい!これ100円は絶対に安い。何せマックのホットと同じ値段ですよ。ミルクを使わないエスプレッソ、カフェルンゴなら1杯50円。これは買いではないだろうか。本体は14,800円(税込み、宅配料800円)なので、オフィスの3人で割り勘なら@5000円だ。100杯飲む頃には元がとれそ。

【ヒットのポイント】
 オフィスにネスプレッソを!というCherryさんとわたしの野望は、諸般の理由でペンディングになった。これはどうだろうか?音もしないし、観葉植物サイズだし、スモールオフィスにもってこいのバリスタだ。ヨーロッパで大好評のこの商品、ヒットのポイントはいくつもある。

・バリスタマシンのかわいさとカラーリング(赤、黒、白)
・ひとり一杯の贅沢(1杯50円の贅沢!)
・どっと落として、がぶ飲みな“アメリカンスタイル”ぢゃない

・専用本体と専用カプセルというネスカフェ・ロックイン
・セブンイレブンという流通キングの販売網

 自分で好きなカプセルをセブンでいつでも買えるのはメリット大。虎ノ門セブンでは棚陳列のドルチェは在庫僅少、アイスコーヒー用は品切れだった。

【hmm…なアドバイス】
 オフィスのコーヒー風景は時代と共に変わる。“ネスカフェ・エクセラ”と大書きされた粉コーヒーが主体だった。ちょっと良いものは、カフェラテなどのベンディングマシンタイプに変わってきたが、いずれにせよ作り立てではない。

 缶コーヒーは加糖が嫌われ需要が減った。微糖タイプや無糖タイプも増えたが、缶コーヒーはコーヒーとは違う飲み物である。

スタバタリーズが、一杯一杯、がぁ〜、ドンドン!と音を立てて作るコーヒー文化を浸透させカフェスタイルを育てた。その素地があるから、ドルチェのようなコーヒーが受け容れられる。それも、皮肉にもスタバの1/3の値段で。ヒットしないわけがない。今日は以上です。

追伸:おっと、このネタ、タレこみはCherryさんだった!アタマ上がらないわけです。

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2008年6月26日 (木)

“作る”と“食べる”がつながる、ながしま農園の野菜づくり

  今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへの“注水”です。

“作る”と“食べる”がつながる、ながしま農園の野菜づくり
わずか1.2ヘクタールの農地で120品目もの野菜・加工品を生産・出荷。
非効率とも思える多品種少量出荷にもかかわらず利益を上げているのが、
三浦半島 にあるながしま農園だ。暖房や化学肥料を導入した農家が原油高で
苦戦するなか、自然農法にこだわり続けて成功しているながしま農園の姿は、
これからの農業 を考える人々にとって大きな示唆を与えてくれるはずだ。

続きはこちら。

 きっかけは京急百貨店の“楽eco”のことをビジネスメディア誠に書いたこと。その取材のとき、京急百貨店広報の宮崎さんが「長島さんてホント熱いンですよ」と言うのを聞いて、「あ、これはいつか行かないと!」と直感しました。

 “農業でしかも食”とくれば、料理研究家の相棒Cherryさんが必須です。長島勝美さんにハガキを送り、日程を合わせて、天気の良い日に二人で伺いました。長島勝美さんは何せ語り部なので、そのこぼれ話が多くて。そのウチのいくつかを紹介します。

【シェラザードに行けなくて】
 当日は午後2時に伺う約束。Cherryさんとわたしはおおよそ同じ時間の電車に乗っていこう♪というアバウトな約束で現地集合。ところが!賢いというか食い意地が張っているというか、Cherryさんは先乗りしていた。メールが来た。「アタシ、ながしま農園の野菜をフンダンにつかうフレンチレストラン『シェラザード』にいます」 なんと優雅に先乗りランチだ。きたないぜ。

Dsc00074 料理をα350でパチリ。

 シェラザードは農園の手前にあり。30分くらい後に京急YRP野比に着いたわたしは、携帯メールでやりとりをしてレストランに合流しようと。天気もよい日、うららかに歩き出しました。ところが行けども行けどもシェラザードがない!おいまだか、と思ってCherryさんに電話した。

 「今、“長沢中学校”の前だよ。ガキどもがランニングしている」
 「じゃあもう少しです!」
 「そうか。じゃあアトでね」

 という連絡をしてから、歩けども歩けどもレストラン見えず。道沿いの飼い犬たちに吠えまくられるし、自動車のディーラーはあれどレストランはなし。三度くらい“君はどこにいるの?”という電話をして、たっぷり通り過ぎていたのがわかった。何百メートルもどってたどりついたシェラザード。マダムの顔をちらりと見たときにはもう約束の時間。ああ!美味しい野菜料理にありつけなかった!

 いつも段取り良しがCherryさん、かなり行き当たりばったりがわたし。汗をぬぐいつつ、長島さんに「こんにちは。レストランの前にいます」と電話しました。

【長島さんとご対面】
 ほどなく軽のバン&つなぎで軽快に表れた長島さん。どうも、どうも、という感じで、すぐに農園に着きました。出荷分を仕分けする出荷所です。そこが入り口になって、段々と坂を上って土地が広がっています。

 ビジネスメディア誠に書かなかったことのひとつに“鶏卵タマゴのエピソード”があります。ながしま農園ではタイ国から農業研修生も受け入れている。

 あるとき研修生たちが「タイではタマゴを産ませる鶏(レイヤーという)が1日2回タマゴを生む」という。え?2回生むってそんな馬鹿な・・・と勝美さんは不思議に思い、知り合いの鶏卵農家に聞いた。するとやはり日本のニワトリは日に1回だという。あり得ないんじゃない?とタイ研修生にさらに訊いた。

N041201_2 出典

 だが間違いではないという。タイでは鶏卵ケージ舎を“いつも昼間のように”ド明るく照明を照らす。明るさゆえにニワトリの体内ホルモンが“昼だ”と感知して、朝も晩もタマゴを生む。それゆえに寿命は半分くらいになる。タイの鶏はかわいそうだ。ところが勝美さん、こうも話す。

 「タマゴは値上がりしないし、自給率が高い(90数パーセント)と誇ってるけど、ホントじゃないですよ」

 鶏卵の母体となるニワトリはオランダとドイツから輸入に頼り、その率はなんと94%!それを育てる飼料は輸入100%。これって国産ですか?偽装うなぎはあざといですが、ニワトリも国産と胸をはれるとは思えない。

【5ヘクタール・エピソード】
 農園の広さをどう表現するか、そんなところにも“農業政策の前近代さ”が見えてきた。ながしま農園は『第12回環境保全型農業推進コンクール』で農林水産大臣賞を受賞している。その受賞関連の神奈川県の資料には“5ha”とある。おかしいな、勝美さんは1haとか2haと言っていたよな、第一、5haなんてありそうもないが・・・と思って確認した。勝美さんからメール返信があった。

  (県の)環境保全型の資料の方には理由がありまして、当農園は年間120
  品目を作り畑の回転率は良いと言うことで県の担当者が延べ面積で換算
  して書いた資料です。

 神奈川県の方で“気を利かせて”、年間出荷品目を合計して“延べ面積”として5haとした。ほんとうは1.2ヘクタールだが、4期作分に水増ししたわけだ。間違いではないかもしれないけれど、1.2haで120品目分の収穫量が生産効率が良過ぎて、コンクール資料としてマズいと“自主判断”したという。さすがはお役所、“常識力”がありますね。

Dsc00122  
 勝美さんとわたし。写真はCherryさん。

【まだまだ書けなかったことがある】
 上の写真は“珊瑚礁のクズ”を畑に撒いているという話でかがんだ。台風などの後に、南国の岸に珊瑚礁のクズが浮かぶ。これをすくって“空荷”の船に載せて運んでくるそうだ。直径数ミリの珊瑚礁のクズが、畑の堆肥の定着に一役かう。

 ながしま農園から出荷する野菜も、京急百貨店が家具やら家電やら販売したモノを配達したあとの空荷のトラックで集荷している。その容器も、樹脂の通い箱か、リユースの(無料の)段ボールだ。エコも効率も考えていますよ、出荷するときまでずっと。

 さて、今回の農園取材では相棒Cherryさんは相当に満足した。“ほんとにおもしろかった”と言っていた。

 帰りがけにわたしは勝美さんに言った。 
 「今日はありがとうございました。拙いエッセイ、書かせていただきます」 
 すかさずCherryさん、いつになく真顔で言った。
 「郷さん!良いモノ、書いてくださいね!」

 文は拙くても勝美さんの想いが伝わればいい(と言い訳)。ビジネスメディア誠のメインの読者=30代男子です。現役ばりばりの20代、30代の世代から、たったひとりでも“オレ農業やろうかな!”と目覚めさせること。それができれば、今回のエッセイは成功です。今日の種まきは以上です。
 
 ※訂正 ながしま農園の野菜の経営面積は2.5ヘクタールです。
  上記の文中、1.2とあるものを訂正いたします。
  長島さんから「経営面積は施設45a路地2.5ha、1.2haは三浦半島の
  農家の平均経営面積」という連絡をいただきました。
  謹んで訂正いたします。今日は訂正することばかりでした(6月27日記)。

 おまけ:2006年6月26日のこのブログの誕生日からちょうど今日で2年です。まだ青2歳。

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2008年6月18日 (水)

プリンアラモードが見つからない!

 先週のビジネスメディア誠の記事に関連して、吉岡編集長がアラモード行脚に行ってくれました!だが・・・5軒まわって、なかった。おつかれさまでした。そのくだりはこちら

Pict0083s_4 これ、くだんのババロアアラモード

 東京でたった3人(吉岡さん、Cherryさん、そしてわたし)ですが、合計7軒も行脚して、まったく見つからなかったプリンアラモード。それってニーズがあるのかないのか。

 ある本を探して一人の同じ人が、近場の書店3軒を回った。各書店が「お、これはニーズあり!」と注文をかけて増刷したのに、実は1冊も売れなかった(探した人はAmazonで中古を買った)というエピソードと似ているかもしれない。われわれの主食はプリンアラモードではないのだ。プリン職人を養成してもアブれるかもしれない。以上、今日のデザートでした。

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2008年6月13日 (金)

神谷町の“お寺カフェ”と“マーケティングを切り撮る”

 今日はすっかり晴れ上がり、気持ちんよか♪日になりました。キーボードを捨て、旅に出よう!ではありませんが、今日のテーマは野外アクティビティ2つです。

 まずひとつは“お寺カフェ”。同僚Cherryさんのお知り合いが運営されていて、ずっと前から一度行きたいと思っていた。東京タワーのすぐそばに、こんなに落ち着けるところがあるなんて。おっと目的は会社の仕事です。結果はNGでしたが。

Pict0096  撮影郷
 ゆったりとしたただずまい。境内の梅が“たわわ”に実っていました。 

 もうひとつは“マーケティングを切り撮る”です。カメラをもって街の風景を写し、“マーケティングな情景”を切り取ろう、街の中からマーケティングを感じ取ろう、というやりかたで、新入社員研修を実施しました。

Dsc00038 (撮影Cherryさん)
 ストローをぐいっと曲げてお持ちいただいたところに“
おもてなし”を感じた。

【hmm…なアドバイス128.神谷町の“お寺カフェ”と“マーケティングを切り撮る”】
お寺らしくゆとりある雰囲気を保つため
おもてなしには事前のご予約をお願いしております。
ご予約いただいた方にはお席を設け、お茶やお菓子で
おもてなしをいたします。
*ご予約席への飲食持ち込みも可能です

光明寺“神谷町オープンテラス”ブログより。

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 境内の梅の木、初夏ですねえ。(撮影byCherryさん) 

都心ド真ん中、東京タワーのすぐそばのお寺(梅上山光明寺、日比谷線神谷町から3分ぐらい)である。その本堂の2Fテラスが、日中は持ち込み自由なカフェになる。見晴らしのよい境内に向かうベンチあり。向かい合わせの椅子とテーブルあり。ゆったり4人がけのソファあり。それらが想い想いに置かれる。1名〜4名までの席予約を電子メールで受け付けている。

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 1100〜1140/1145〜1225/1230〜1310/1315〜1400の4回転(撮影Cherryさん)

【このカフェは気持ちいい】
 店長は木原さん。丁寧なお話ぶりと物腰の静かさが心に残った。オープンカフェの風情に溶け込むような人。「何がよろしいですか?」と聞かれて、手づくりなメニューをめくるとほのぼのとしてくる。“本日のスイーツ”がわらび餅だというので、冷たいほうじ茶をお願いした。そのわらび餅は美味しいばかりか、ちょうど紫陽花の咲く頃、紫陽花をイメージした紫色の寒天を散らしてあった。お茶もスイーツも無料です。ただし“おきもち”を賽銭箱に入れるのを忘れずに。

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木原さん (撮影Cherryさん)

 Cherryさんとは古いお知り合いの木原さんに、あるお願いをしてみたかった。お寺のオープンテラスで“コンサルティングセミナー”を開けないか。セミナーは、おしぼり企業の若き熱血二代目をお呼びする革新企業への脱皮がテーマ。おしぼり=おもてなしなので、お寺カフェスペースがいいなと思いました。外部者のイベントはNGだというので断念しましたが、ブログでも開催をお知らせしますので(7月下旬予定)ふるってご参加ください。

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 逆光がいい(撮影Cherryさん)

【“マーケティングを切り撮る”研修】
 午後は当社への新入社員4名と一緒に、“マーケティングを感じる”をテーマに街に出てみました。各自カメラを持って、おのおのが街角で感じる“マーケティングなシーン”を撮る。それを持ち帰り、プロジェクタで映し合って、何がマーケティングなのか?を雑談する。題して『マーケティングを切り撮る』。実はあるイベントに参加してから、わたしもCherryさんもカメラづいているのである。

 教科書を読むのではなくて“街角の現実”からマーケティングの「根っこ」「幹」「枝」「葉」「花」を感じて、写真に切り取る。そこから商品や売り方を見つめる目の肥やしにしてもらおうというのがねらい。ちょっとお堅い当社では、かなり調子ハズレの研修だが、やってみるとおもしろかった。

 わたしも含めて5人が内幸町から新橋までブラついて撮った写真、こんな感じだ。道ゆく人、看板、自転車、昭和と平成、ポスター、タバコ、モス、タリーズ、花、空間、ゴミ、POP、宅急便、張り紙、影、和と洋、和洋折衷、中華、日本中華、排水溝、安心、ほっと・・・などなど100数十枚

 何がマーケティングか、その解釈は人それぞれ違うがあるが、の中で毎日売れたり売れなかったり、生で起きていることを自分のファインダーにおさめて、自分なりに考えることが大切だ社会人になることとは、自分なりの教科書を作れるかどうかにかかっている。マーケティングの定義なんて忘れちまっていいけれど、その態度を忘れてはだめ。それだけ言いたい。

 さて新入社員4名の写真をひとつずつ掲載しよう。「自分がぐっときた写真を一枚メールしてくれ!」とお願いした。もっとマーケティングぽい写真があったが、きどった写真をよこしてきたようだ。そこには課題が残った(笑)。

Kawamura_san_no_001
 kawamuraさん。霞ヶ関にも緑が多い。そうです、緑な時代です。

Satosan_no_itimai_pict1183
 Satoさん。タリーズが好きだそうで。黒板書きうまいですよね。

Yamaguchi_san_no_ichimai_image018
 yamaguchiさん。携帯写メで粗いですがお花のPOPがみずみずしい。

Inui_san_no_ichimai_ca390159
 inuiさん。調理の煙と匂いがかもしだされているのはマーケティングだ。

 “マーケティングを切り撮る”ワークショップも企画化して、一般の方々に(安価で)ご参加していただけるかたちにします。今日は以上です。

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2008年5月25日 (日)

パスタに宿る小さな幸せの力

 わたしの記憶が正しければ、相棒で料理研究家のCherryさんは今日からお出かけ中。それも自分の夢をつむぎに、南日本海方面に出かけているはずだ。

 「鬼の居ぬ間になんとやら」ではないですが、キッチングッズ・ネタは彼女がいないときに限る。たいていどんな料理グッズも彼女はお見通しだから。「郷さん、そんなの知ってるわよ」とフンと鼻で笑われてしまひます。だから今日はこっそりと“パスタに宿る小さな幸せ”をテーマに。

【hmm…なアドバイス113.パスタに宿る小さな幸せの力】
 ひとつ目は『回転式ナイフスタンド』。パスタにナイフをサクサク挿せる。 

7 ナイフとお揃いの感じ。

ホルダー部分はパスタ状の細いスティックがたくさん入って
いる構造なので、さまざまな形状の包丁やナイフ、調理用
ハサミなどをスムーズに差し入れることができます。

引用元

 よ〜く見ると、挿しこむところは細かな粒子のようなものが見える。最初“小さな数珠玉”のようなモノが入っているのか?と思ったが、それだと引っ張り上げるとバラバラッと玉が落ちる。玉ではなく“パスタもどき”が入っているのだ。

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 決まった場所に入れる必要がないので、他のナイフの刺さり具合で、タテでもヨコでもサクっと差し込めばいい。中のパスタは取り出して洗浄できる(湯がくことはできない)。底部には回転台がついているので、本体をどしりと置いて、ナイフをさすときにくるりと回転させることもできる。

1 回るのに注目!

 そのむかし、K会館空手道場では手刀を鍛えるため、ナイフよろしく、まっすぐに伸ばした“手刀”の指先を地面に突き刺して訓練したという。にわかには信じられない逸話だが、子供のころプラスチックのナイフを砂場の山にグサグサ突き刺して、ワオ〜と叫んだ快感とこの商品の特徴はきわめて通底している。ストレス解消にもなるパスタナイフの神様の価格、6,800 円(税込み)。

【パスタの計量の神様】
 ふたつ目は『スパゲッティ・ブック』。これは茹でるときのパスタ計量の便利品。

Dupia_02

ブックと言っても、パスタ料理の本ではなく、スパゲッティーを人数分
茹でるための量を計測するブック型のキッチンツールです。

引用元

 ひとり分は◯の穴に、ふたり分はハート型に、3人分は◯+ハート、4人分はお家の形にパスタを挿しこむと、それぞれ標準量。パスタを目分量で握って「このくらいだな」と、少な過ぎたり多過ぎたり失敗しますよね。バラバラして測りにくいし。

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大盛りはどうするんだろう?なんて下司な質問はしないでくれ。このブックの余白に“小丸”を鋸で開けるか、アクリル板を買ってきて自作しましょう。パスタ計量本の値段は3,990円 (税込) 。スウェーデン人デザイナーPia JonssonさんとPer Liljeqvistさんによる微笑ましいデザイン。

【煮汁もムダにしない心意気】
My eco-cook is an object that helps to save water, energy and time. Everyday, everyone, has to cook pasta, rice or various vegetable. Therefore different pots are needed. In a unique pot, the eco-cook
enables to divide 2 or 3 space and to boil different food at the
same time.
引用元

Nnnn  Copy_27_file3

 フランス人デザイナーkechenyi camilleさんのアイデア。「私のエコクックなら水も熱も時間も節約できます。毎日パスタやお米、野菜を煮ますよね。そのたびにお鍋を変えていませんか。私のアイデアなら一回で、2〜3の煮立てを同時にできるんです

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 designboom主催の『dining in 2015』の最終選考作品で、まだ商品化されていないと思う。「パスタにオリーブ油を入れて煮るんだけど、それでインゲンを煮ても味変わりませんか?」その質問に対する答えを私は用意していないが、パスタのゆであがりに12分もずっと待っている時間と熱エネルギーはもったいないと思う。

 ジャパニーズパスタ=ラーメンの具材の保温にもいいかもしれない。あるいは屋外調理やキャンプ用品にも応用がききそう。地球のためにこのアイデアをどんどん真似したい。

【hmm…なアドバイス】
 包丁スタンドにしろ、スパゲッティブックにしろ、エコクックにしろ、そのアイデアはこ気味いいけれど大きなものじゃない。大きな商売になるとか、エコロジカルで革新的な技術だとかいうものじゃない。こんなことだ。

「包丁立てがおしゃれで、抜き差しするたびの包丁作業が楽しい」
「パスタの計量のたびに愛や家族のことを考えられる」
「ちょっとしたMottainaiの気づきで、台所からエコができる」

 小さな幸せといえば小さなアイデアだし、小さな幸せです。でも台所に宿るアイデアや幸せは、毎日のご飯に展開される。台所は大小良悪あれど、どの家にもある。だから小さな幸せは、日々具体的に大きくなり地球上に増えてゆく。キッチングッズの幸せはあっという間に世界に広がる。だから小さくてもたいせつ小さくても大きい。そんなことを思いました。今日は以上です。

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2008年5月16日 (金)

置き菓子といふ都会現象を考へる

  最近やばいんです、午前中に小腹が空く。“おまけ”もついていないのに、グリコのキャラメルを頻繁に買うのは、何を隠そうこのわたし。もちろん『オフィスグリコ』からです。毎日1個ほど連日購入したいるせいか、オフィスグリコの担当者さん、「この会社ではキャラメルが流行っている」と思ってしっかり詰めていきました(笑)。

080516_181901  買ってるのはわたしひとり♪

 前に一度オフィスグリコやアメリカの“置きベーグル”の話を書きましたし、業務中に災害にあいオフィスでビバークせざるをえないとき、食糧はオフィスグリコしかない!と警鐘を鳴らしました(生きていればですけど)。今回はオフィス菓子、参入相次ぐという記事を読んで。

【hmm・・・なアドバイス105.置き菓子といふ都会現象を考へる】
6年前に先行参入し、迎え撃つ形となったグリコも強気だ。置き菓子事業では
業界トップの10万台、年間30億円を稼ぎ出すが、「今年度は設置数、売上高
ともに前年度比2割増を目指す」(広報IR部)と意気込む。これまでに専用の
冷蔵庫でアイスクリームや飲料などを提供するサービスも始め、収益性の
高い大都市圏に絞った展開を強める考えだ。
引用元

0516  オフィスグリコの勢力域=都心という方程式?

 記事によれば、オフィスの高層化が進んで置き菓子が流行っている。先行したオフィスグリコを追ってロッテや森永乳業が参入。特にロッテはお菓子でまっこうからグリコとガチンコするとのことで、早期に1万台体制を整えたいそうだ。グリコの業績から見て、1台あたり平均月間2,500円の売上があるので、1万台なら年間3億円だ。一見効率が悪そうに思えるが、納入するだけなので、流通業を回る営業マンより低コストのパートさんでいいのだから、お菓子の引き出しを置くことさえできれば安定収入源。堅い商売だ。

 ちなみに森永乳業は、専用冷蔵庫の設置をすすめて、既存の牛乳販売店の機能を活かして商品補充や集金をするから、新たな投資が少ないとしている。商品はヨーグルトやプリン、牛乳が中心。スイーツがやってくるとすると、かなりニーズはありそうだ。目標はでっかく初年度から20億円。

 この記事にはなかったが、他にもお菓子で参入しているのが千趣会。法人向けのチャネル(カタログ配布で頒布会をする)を活かして、『ちょこたべBOX』と名付けたお菓子やインスタントスープ、健康食品の置き菓子を展開中。こちらは3万箱の目標

0516_a 後発だがちとオリジナリティ不足か?

【気づきのあるオフィスルート】
 置き菓子、いろんなことを気づかせてくれます。

 まず展開エリアが都心部であるのは人海戦術の効率から見て仕方ない。前に「東急ハンズのある駅は都会です」という話を流通業の方から聞いた。そうだな、と我が住む駅にないことを思ったが、それをもじれば「オフィスグリコのあるビルはモダンです」。皆さんのビル、いかがですか?

 ビルの高層化が生み出したニッチなビジネス。確かにいちいち降りたくない。PETボトル飲料もなるべく買わないゾとエコに気合いを入れても、思わぬ伏兵はオフィスグリコでした。キャラメル食べ過ぎはまずい!地上階にさえ降りるのが面倒ならメタボにもなる。面倒ぢゃなくてぶらりとする自由度が低い人間疎外会社なら、高層ビルの生み出す“モダンタイムス現象”と言えなくもないし。

 千趣会の進出は、昔からある“職域ルート”の活用。職域ルートといえば千趣会という方程式があった。オフィスもマンションもオートロック化する中で、千趣会にはお菓子という食い込みは意表をつかれたに違いない。小腹が空くというニーズは、まじめにインタビューしても見つからないのだ。

 マジメに働いても小腹が空くという、ニッチでも確実な“オフィスのロングテールビジネス”、まだまだ拡大する。何せわたしは森永ハイソフトも食べたいし。

20080418_457629  かな〜り古いですか?

【hmm…なアイデアフラッシュ】
 さて、金曜日ですからアイデアフラッシュをしてみます。

1.引き出しにテーマを持たせよう!
 グリコは4段ですが、だいたい引き出しごとにテーマがありますよね。わたしならこうしたい。
 ・小腹の引き出し:代表的なお菓子はキャラメル
 ・目覚めの引き出し:ミンティアやガムなど、シャキッとせい!系のお菓子
 ・ガマンの引き出し:カルシウム添加のお菓子

2.脱メタボの食品へ展開!
 望むと望まぬにかかわらず、メタボ対策、間違いないトレンド。auなど携帯キャリアでも食べた食品カロリーチェックができますし、スポーツ関連企業でも運動コーチングサイトを作りつつある。アップルの健康サイト参入も6月から。こうした動きとお菓子や置き健康食品を連動させたい。

3.地方の菓子メーカーの商品を入れよう!
 2週間で棚を変えるコンビニからつまはじきにされた、地方の菓子メーカーを救いたい。誠実に美味しいものを作っていますよ。グリコや森永ではムリでも、千趣会さんならできるでしょう。ぜひお願いします。

4.お茶を淹れてください!
 鉄観音茶、ウーロン茶、紅茶、日本茶など、美味しいお茶で、Myボトルで350ccくらいを抽出できるティーバッグが欲しい。オフィスにはたいていはお湯のポットがあります。美味しい健康茶のティバーグなら1バッグ100円でもいいでしょう。

5.試供品も欲しい!
 職域ルートを活かすなら、お菓子やそれ以外の試供品を配ると、副収入があります。食べ物じゃなくて、出張セット(髭剃りセット、コンタクトレンズ液など)もいいです。

6.団子より花を!
 どうやって売るか考えもせずに書いてすみませんが、100円の一輪挿しが買えるなら、買います。毎日でなくても1回/二日でもいいでしょう。殺伐とした人間模様の中で、花一輪、いいじゃないですか。

7.大人のおもちゃ
 Hなヤツじゃなくて、ほんとうに玩具を(笑)たとえばヨーヨーとかパチンコ、駒でもいい。みんなストレスたまってますから、何か小さなお遊びグッズを、ときどき引き出しに入れてくれると助かります。ちぎって投げる消しゴムはやめましょう!ぜったいに喧嘩になりますから(笑)。

8.オフィス・コンプリートセットの配布

 R25、メトロミニッツ、ジェイヌード。わたしの愛読フリーペーパー3つ。置き菓子補充時に、ちゃんとこれらも持ってきていただけると好感度がぐっと増します。記事とお菓子の“プロダクト・プレースメント”をしちゃうのはどうでしょうか? 新たな収入源になりますよ♪

 今日は以上です。

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2008年5月12日 (月)

アタシ決意のハーブティ

 わたしの所属する会社は結構まじめな会社です。ちょうどセミナーの募集もいくつかやっていますが、そのタイトルもスローガンもマジメで画数多い漢字がズラ〜リ。ターゲットがマジメな殿方中心ですから、至極当然であります。

 そんなマジメな殿方に混じり、わたしは“うふふ”マーケティングですから浮くわけです。でも人生浮き沈みは憑きもの。マジメに“うふふ”しないといけませぬ。でもひょんな時に痔、ぢゃない地が出ます。おもしろネーミングの“決意のハーブティ”にハマりました。

【hmm…なアドバイス102.アタシ決意のハーブティ】
株式会社コネクトが提供するハーブショップBOTANICALS(ボタニカルズ)
では、ダイエットを応援するブレンドハーブティー3商品「余裕のアタシ」「本気の
アタシ」「決死のアタシ」を直営する首都圏、関西、東海、東北の34店舗および
通信販売にて、2008年6月1日(日)から9月30日(火)までの期間限定で提供
いたします。

引用元 日経プレスリリース  

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 「余裕のアタシ」に「本気のアタシ」、そして「決死のアタシ」、“決意三段活用”みたいな感じのネーミング、好きです。アタシのシルエットみてよ、油断しなければ大丈夫!は余裕さんでしょうか。これじゃキャミソール着れないよ!気合いれるよ!は本気さん。暑くてもウダっても、サウナスーツ、死ぬまで絶対脱がないぞ!は決死さん。3種類のハーブは次の通り。

「余裕のアタシ」
ローズヒップとハイビスカスなど全8種類のブレンド。"夏までにあともう少しで目的のボディへ"抽出したお茶は赤く、甘酸っぱい風味だそうで。3,045円(税込、100グラム)

「本気のアタシ」
ジュニパーベリー、ダンディライオンルートで余分な水分を出し、カルダモンやシナモンで気分を引き立てる。合計18種類のブレンド。薄い茶色でほうじ茶の味わい。3,150円(同、同) 

「決死のアタシ」
ヤロウは身体の循環機能のアップ、ダンディライオンは水分を追い出し"燃費の良い身体づくり"をしてくれる。合計14種類のブレンド。やや濃い目の茶色でハーブぽい味わいで3,255円(同、同)

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 決意の色移りは秋の落葉みたい。

 プレスリリースの文面、けっこう堅いよ!とツッコミしたいけど、こんなネーミングの理由はダイエットの決意表明をやわらかくして、でもしぶとくやろうでしょう。それにダイエット時の不安定な心理を緩和するのがねらい。体調不安(めまいがしないか)やストレス(食べたいけど食べれない)、だからハーブで落ち着いてね!という癒し効果。

【ネーミングの香り色々】
 ボタニカルズのブレンドハーブティはこの3つだけでなく、「ちりりんレモン茶ン」「ぷるるんレモン茶ン」など、うふふなネーミングがたくさんあって楽しい。以下、そのいくつかを。

ポンポコタヌキになりたくない時に』(とてもわかりやすい)。
レモングラスにマテのブレンドで、お腹の浮き輪を削減!ですと。

嫌いな上司に叱られた時に』(逃げ場がない感じ)
ストレスをローズレッド、カモミール、ラベンダーで落ち着け、落ち着け。人生会社だけじゃない。でもね、上司なんてしょせんは“ほうじ茶”、あなたの影法師なのよ。

300pxhojicha  部長のイメージ=ほうじ茶。渋いですか?

 これはグッときました。『グーチョキパーが辛い時に
手足のこわばり、関節痛に効用がありのブレンド。なるほど。抗リウマチ、関節炎の緩和のはたらきで知られるバーチバークをブレンドした。

エリザベスになりたい時に』(これ、わたしの一押しネーミング)

Photo_2 彼女の茶の好みは何だったのだろうか?

 “燃えるような人生を歩んだエリザベス。その瞳には常に未来を見続けた強い意志が宿っています” カルダモンやローズマリーのスパイシーなブレンドで脂肪を燃やす。できれば愛と仕事に燃え尽きたい。それがわたしの夢です。

【決意は“ボタンブラー”と共に!】
 ボタニカルズでは、450cc入りの長時間保温タンブラー(ボタンブラー)も販売。メタボタンブラーぢゃありません。1,890円(税込) 

0512_botanbler 中の柄は変えられます。

 決意のハーブティのコンセプト、“心理ターゲティング”とでもいいましょうか。ここは見習うべき大事なポイントです。

 ダイエットやメタボリック退治というと、目標体重○Kgとか腹囲○cmとか、あるいはBMIのポイントとか、そういう数字目標からターゲットをカテゴライズするやり方があります。業界ではそれが普通。でもそれらは表面的すぎる。

ターゲットがどういう気持ちなのか、どんなことから脱けだしたいのか、どれほど本気なのか。そこを読み取ってこそ“余裕アリだが用心用心”、“本気ときどき弛みがち”、“決死体、ホントに死体(キツいですか?_笑)”というコアな気持ちに近づける。お客さまの真ん中からのボタニカルズのネーミング、インパクトあります。

【hmm…なアドバイス】
 『My Cuppa』という商品をご紹介しつつ、ひとつだけアドバイス。My Cuppa(一杯のお茶という意味)は「カップのふちにカラーコードがついていて、実際の濃さが目で見て把握できます。薄めからかなり濃いめまで、自分のお気に入りを見つけてください」が売り。

0507_mycuppamain ふちの内側に注目!
 4,250円 Generateで販売

決意表明段階別に茶葉のカラーリングをカップ内側にプリントしたらいかがでしょうか?そうすると飲むたびにいつも自分の決意表明の色を確かめられます。茶葉の色具合だけでなく、茶葉の浮き沈み具合で、会社人生の浮き沈みも客観的に把握できるかも。浮く人は浮く。それは仕方ないんです。今日は以上です。

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2008年5月10日 (土)

奥深きナンとタンドール

 先日ビジネスメディア誠の吉岡編集長からのメールに“今日のいち押し”というURLがあった。それは『ゴーゴーカレーNY店』というwiredvisionの記事。米国人記者が、とってもジャパニーズなカツカレーを偏愛する話、傑作です。

 なんでなんだろうなと思うけど、異国のモノをその国の国民以上に偏愛する性癖があります。インドと日本の関係でいうともちろんインドカレー。特に気になるのは“ナン”。あのびょんと延ばしたパンです。美味しいだけでなく誰しも一度はあの“タンドール釜”で焼いてみたいナンがテーマ。

【hmm…なアドバイス100.奥深きナンとタンドール】
ハウス「カレーパートナー ナンミックス」を、さらに多くのお客様にお試し
いただくために、このたび、手のひらサイズのナンが2枚出来る、少量タイプの、
ハウス「カレーパートナー ナンミックス ミニ」を(08年)6月2日から全国で
新発売いたします。

引用元 プレスリリース

0510_0188597_01 カタチに注目!丸いですよね。

 06年2月から発売するナンミックスの半分容量タイプを発売する。この商品は以前試したことがありました。練って寝かして延ばして丸める。自宅でフライパンで焼いて食べるのだから、まあこのくらいの本格さで十分。でも焼き加減から見て、あのタンドール釜にはかなわないなと思いました。

 インドカリー屋に行くといつも思うのは「あの釜で焼かせてくれないものだろうか?」「ひっかき棒でぐいっと持ち上げさせてもらえないだろうか?」これが長年の夢です。ちょっと探すと、やらせてくれるところを発見しました。

【ナン作りを巡る随想 at インド料理教室 ラニ】
 港北ニュータウンにある『インド料理レストラン ラニ』の料理教室は大人気。毎月2回くらいのペースでインド料理教室をレストランの厨房で開いている。5月はフィッシュカレー、6月はじゃがいもカレー(14日)、たまごカレー(28日)。カレーも作ってみたいですが、注目はナンです。この店の充実したHPからナンづくりを勉強しました。

1.ナンの生地づくりは材料を混ぜ合わせて手作業でこねる。1回に25kg!もつくる。本場インドでは機械でやるそうですが、当店は手作業にこだわる。

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2.生地がまとまった感じはお餅そっくり。持ち上げるのも重いはず。

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3.ラップにかけて発酵させる。一度発酵させたあと、一個ずつに分けて丸めて再度発酵させる。

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4.そしてタンドールで焼く工程。一個分の生地をつかんで丸く延ばして、きゅっとあの独特の“バーバパパ”のようなカタチにする。布に乗せてタンドールオーブンの内側の側面に貼りつける。10秒なので動画で。

 

5.焼き上がりはナンのスティックで刺して、はがして、ひきあげる。できあがり!

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【さらにナンとタンドールを巡る随想】
1.ラニでは熱源は備長炭
 「火力が強く火もちが良い」からラニでは備長炭を使う。11時から閉店の23時まで800度から300度までだんだん下がっていく(がずっと使える)。インドでも一般的にはタンドールもガス釜だそうです(消防法の関係)。備長炭とナン、日印友好ですね。

2.釜はメイドインジャパンもある
山宮カマド工業所のタンドール釜(28万円から)。炭火用のレンタル釜もある(右側、1日1万円から)。重量は120kgもあるので気軽にはレンタルできないけれど。

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3.インドの家庭にはタンドールオーブンはない。
 ラニのオーナーシェフのハリオムさんによると、インドの家庭では普通はチャパティ(発酵させない小麦粉のパン)かライスを食べる。まだ電気炊飯器はそれほど普及していないので、もっぱらチャパティ。お弁当にもチャパティ持参。

4.バーバパパのカタチは日本独特!
 「インドでもパキスタンでもナンは丸い形なんですよ」ええ!ハリオムさん、そうなんですか!? 彼はなぜあのカタチになったのか知りたいとおっしゃる。でも、ラニのレストランでも料理教室でも、ナンはバーバパパにしているそうです。その理由・・・「郷に入ったら郷に従え」。それってアリですか?

5.移動販売でもタンドールはある。
 移動販売インド料理の『ラクシュミー』では車載タンドールでその場で焼いてくれる。これはいいですね。

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 東京国際フォーラムや大門に出没中。ピカピカキッチン。

6.ナンの食べ方お作法
●人差し指以外の指でナンをつまみ
●人差し指を伸ばしてそれをつっかえ棒にして
●つまんだナンを手前に引く(あとはカレードリップ)
引用元 

 これがほんとうかどうかよく知りません。今度インドレストランで観察してきます。

【hmm…なアドバイス】
 「ナンづくり+タンドール釜体験」多くのインド料理店でやってほしい。ナンもいろいろ種類があるから、けっこう楽しめるハズ。

 インド料理にかぎらないが、プロの厨房での料理教室、これはぜったいに需要がある。料理教室の設備でやるのとは雰囲気が違うだろうし、狭くても好奇心は満たされそう。特にエスニック料理はいいと思う。失礼ですが流行ってない店なら、レストランを休んで「プロの厨房で料理教室」の日をつくるとお客さんの声も聞こえる。いいと思います。

 そしてタンドール釜ですがフライパンではちょっとうまく焼けない。家庭用のオーブンでも寸胴(ずんどう)みたいな容器をオーブンで温めておいて、ペタっとできないのだろうか?

 おまけはイベント。餅つきイベントもいいけど、カレー&ナンイベントもいいな。手でこねて発酵させているウチに、炭で釜を温めてナンとカレーをふるまう。インド人と英会話だけでなく「ヒンディ語、パンジャビ語、ウルドゥ語でのレッスンも可能」。今日は以上です。

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2008年4月23日 (水)

袋小路のひろ作で、昼間っから手挽きの蕎麦を。

こんなに満足した昼ご飯、ほとんど記憶にない。手を入れて、丹精をこめて作るものはやはり旨い。旨いのはもちろんだが、なんでこんなに満足しちゃうのだろう。

 今日のランチはCherryさんと連れ立って新橋『ひろ作』に行った。袋小路の先の先、新橋界隈は近場なのですが、かなりわかりにくい場所だし、ランチをカキ食うようなサラリーマンは来ないから説明してもムダである。むしろ教えたくない。

【hmm・・・なアドバイス86. 袋小路のひろ作で、昼間っから手挽きの蕎麦を。】
 なんて偉そうなことを書いたが、実は美味しいものにはウンチクと執念の塊である同僚Emmyさんと相棒Cherryさん二人で連れ立って行く予定でした。ですがEmmyさん、つまらない社用ができたそうで、わたしゃピンチヒッター。邪魔者でしたがお邪魔してよかった。

 「郷さん、カウンターに座れないとテーブルで相席になります!」 Cherry said.
 「え?何人座れる店なの?」 Go asked.
 「9名なんです」 Cherry declared.
 「たったの?」 Go shouted.

 コースというので2回転としても18名、それしか食することができないのだ。そりゃ急ごう、ということで、お昼時間をちとフライングして、ソソクサと出かけると、まだ暖簾が出ていない(笑)。 

0423_hirosaku_pict0001 お宅、的ですが。

 門構えからして旨そうなのである。「旨いものを食わせるところはそういう門構えがある」と言っていたのは、わたしのコンサルの師匠Y氏であった。奥さんだろうか、顔をのぞかせて早めに入れてくれました。カウンターの一番奥にCherryさん、その隣にわたし。

0423_hirosaku_pict0002  蟹、2匹(一匹は隠れてます)

 柄の短いところがプロだな、と思った雪平鍋に目がいった。何十とあり、みんなぴかぴか。ご主人と思しき人、手際よく昼献立を準備している。もちろん、味とステータス(ミシュラン日本料理部門で☆ひとつ)から言えばご主人なんて表現はできません。料理人、が正しいのでしょうが、奥さんの雰囲気といい、@ホームなんです。「オレんところは旨いんだぞ」「かかってこい!」という肩入れないのがいいのです。まぁわたしが庶民だからそう感じることもありますが。

【前菜からてんぷら、そしてお強へ】
 まず前菜の小鉢。鴨と思しきですが間違ったらごめんなさい。箸をつけるのがもったいない美しさ。箸をつけるともったいない美味しさ。辛味とお肉、カリカリの小海老が幸せなハーモニー。そしてお刺身。鱧かなぁと思いましたが、これも花の香りとシャキっとした感触が口の中にじんわ~り広がり、ああなんて美味しいの!

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 そして山椒塩でいただくてんぷらです。ホタルいかに旬の野菜を塩でいただく。ほくほくして美味しくて、さすがのCherryさんも絶賛。次いで出てくる鯛飯。これがまた生姜の味がご飯と絶妙にからまって絶品。餅米でしょうが、“お強(こわ)”と呼ぶとぴったりくるような。あとで色々な方の書かれるブログを見ると、「鮨ガリが刻み込んで」いるそうです。どうりであの味。懐かしさと旨さと上品さ。

0423_hirosaku_pict0007 0423_hirosaku_pict0008  

【自家で挽いたお蕎麦です。】
 そしてメインの蕎麦です。これは見ているだけで美しい。細め、しゃきっとして口の中でお蕎麦が広がるというか・・・説明が下手です。あとで知りましたが、蕎麦リエさんたちのブログによれば、このお蕎麦、北海道産の玄蕎麦を自家製粉(石臼を回している)がゆえに、量が作れない。だからランチをたくさん提供できない。だから色は黒くて、粒粒が蕎麦の中にそのまま残っているということです。

0423_hirosaku_pict0009 0423_hirosaku_pict0011

 とにかく旨いです。丸い蒸篭の蕎麦、ああこれだけかぁと思うと、とても名残おしい。追加はできるそうです。でも追加をすると、後からやってくるお客さまに「今日は蕎麦が終わり何ので」と断ることにもなりますが。蕎麦湯をいれずに味わった蕎麦汁は濃いめ。白濁した蕎麦湯を入れると美味でした。

 最後にわらび餅with黒蜜。これがまた美味しくて。わたしは甘党ではありませんが、思わず、はしたなくも黒蜜だけペロリとしました。美味しい。

0423_hirosaku_pict0012 お箸がまた風流。

 ありがとうございました。こんなに美味しくてくつろげたお昼って、最近では記憶にない。以上、1800円でした。この料金、嘘かとおもいます。

【隠れ家でもあり、アットホームでもあり、日本料理の代表でもあり】
 ランチなのにホッと落ち着ける隠れ家的雰囲気はあります。でも隠れ家、というよりはやはり日本料理店です。職人の技がしっかりとある。昼は道楽というには、力をこめて臼を挽くので、食べるほうもプロ、作るほうもプロのようなところもあります。

 ところがお強のご飯、ひとつ、よそったものをこぼしたのか、何か入れてしまったのか失敗されていました。ご主人は苦笑い、奥さんは肩をすぼめるように、冷蔵ケースから仕込んだお強を取り出してよそうと、ご主人は器をまた蒸篭にかけてなんて光景がありました。

 ミシュラン1つというステータスなのに、どこかアットホーム。そして美味しくてとても満足です。

【hmm・・なアドバイス】
 お店には顔ありといいます。それは装飾ではなくて、高い安いでもなく(清汚はきちんとしないとだめ)、ましてメニューの訴求でもなく、日々磨いているな、お客さまと向かい合っているな、と思わせるところです。

 売れないお店を見分けるのはかんたんでしょう。どこかモノ欲しげな顔が店頭にある。お客さん、来ないなぁという嘆きが見えて透ける。かたや、来るのがあたりまえというオスマシ顔のお店もある。ひたすら調子のよい(だけの)おテント様のような顔もある。ビジネスモデルの素晴らしさだけを訴えるマニュアル顔もある。何も考えていない抜けた顔もある。

ひろ作さんのただずまい、味、そして雰囲気、何も裏切らないものがありました。お店というのは不思議な生命体でもあるなぁと思いました。今日は以上です。

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2008年4月20日 (日)

酒販店コンサルティング

 昔から中小企業診断士試験の三題話といえば、理美容店、ベーカリー、そして酒販店でした。いずれも労働集約的だし、商品の差別化がなかなかできない業態だ。だから中小企業が生き残る道は何か?という設問がつくりやすい。

 そのうち酒販店を見ると、街のちっちゃな酒販店の淘汰の次に、酒の量販店(酒DS)がどんどん潰れている。私の家の近所で上場企業だった某S社も5年ほど前に倒産、ひそかに閉店やむなしと思うG店もある。今年大阪では『酒の楽市』『スピード』が倒産。酒販免許の自由化のあおりではあるがお酒を呑まない人口が増えた背景もある。今日は中小企業診断士の原点に帰って、酒販店を考えたい。

【hmm…なアドバイス83.酒販店コンサルティング】
1月には「スーパーディスカウントストアー スピード」を近畿や千葉に
持つスピード(大阪府枚方市)が民事再生法適用を申請。他にも「ヴイ」
(新潟市)や「ヒーロー」(山口市)など、全国で倒産が続いている。
90年前後から「町の酒屋さん」のシェアを奪って優勢に立った酒の量販店は、
00年前後から店舗拡大を急ぐ。その背景には「酒の小売りの自由化」があった。

引用元

0420_shuhan_asahi図も引用元は同じ。

【酒DSの競合はコンビニではない】
 朝日comの記事では酒DSの倒産要因をコンビニの酒販売参入によるもの、としている。しかしわたし自身、コンビニにお酒を買うことは稀だし、酒呑みが高くてこだわりのないコンビニでお酒を定期的に買うわけがない。怪しいので調べるとさすがインテージには詳しいデータがある。

0420_shuhan_sci4 インテージより。

同社のSCI消費者調査ボードによれば、やはりコンビニでの酒販なぞ微々たるモノ。90年代後半は酒DSの最盛期。2000年代から下落してどんどん縮小しているのがわかる。一般酒店も見るも無惨だが、伸びているのはスーパーだ。酒購入の主役はスーパーでありコンビニではない。そのスーパーで何を買うか?もちろん圧倒的に発泡酒と第三のビール。次図参照。

0420_shuhan_sci5

 ビールは泡と共に去り、意外にしぶといな焼酎、消えていないぞワインとウイスキー。スーパーでは泡酒だとして、チャネル全体ではどうか?それが次図ですが、安い泡酒しか売れていないのと購入量縮小は長期トレンド。呑まない人が増えている。若い世代はほんとうに呑まない人が増えていますからさもありなん。

0420_shuhan_sci1

【わたしは仕方なく酒DSへ行く】
 スーパーで泡酒を買う理由は、ケース買いで重い商品だから、車で食品と一緒にワンストップ。そして価格差も酒DSと大差ない。さらに重要なのは「酒DSは顧客満足度が極度に低い」からである。

 わたしはバーボンを酒DS買うけれど、それは安いからだけだ。ほんとうは行きたくない。みんな茶髪で接客語はしゃべれない。レジでは金券の扱いも知らない。宅配を依頼すると「店ちょー!」と叫ぶ。接客指導があるのかハナハダ疑わしい。そんなレベルの店が多いので、酒DSに行ってよかったなぁという満足感は(相当の)バーゲンの時しか無い。要は価格しか訴求ができてない。

 なのに価格はスーパーと大差ない。品揃えに大差もない。スーパーが接客やサービスにあれほど心血を注いでいるのに・・・それで潰れないわけがない。経営の怠慢である。

【オーガニックワインのマヴィ】
 オーガニックワインを販売する『マヴィ』では、その名の通り農薬を使わない土壌で造るワインだけを売る。フランス20軒を始め、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガルのワイナリーと直接契約をして「全て自家で情熱をもって丁寧に行う確かな生産者のワインだけを輸入」する。

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 ここの店主の田村さん、良いことを書いている。「フランスではワインを販売するのに免許などありません。量販店はもちろんのこと、ガソリンスタンドでさえワインを販売しています」。量販店は価格で、ガソリンスタンドは利便性で買われ、「ワイン専門店では品質と付加情報」で買われる。マヴィでは店舗でのワインの知識や温度管理、さらにオーガニックな生産者情報、これを自社の三本柱に据える。

 そもそも酒販免許という規制がある方がおかしかった。規制のおかげで経営に工夫が不要だった。小売り自由化後はどうだったか。量販だけを追求した結果、経営への工夫の機会を逸した。お酒ほど嗜好性の強い商品も少ないのに、お客さま視点をもちきれなかった。誰でも売れるようになってほんとうの競争が起きた。それが倒産増の酒因、いや主因である

【hmm…なアドバイス】
 ここからが中小企業診断士の出番。バーボン呑みコンサルタントとして、酔い(良い?)アドバイスです。オーガニックや幻の銘酒という仕入れで差別化ができるのが一番ですが、一朝一夕にそれはできないので、売り方の提案をひとつだけします。

 それは、デリバリーへの注力。需要層の高齢化と若年層の酒離れを考えると、中高年需要層の囲い込みがてっとり早い。売れ筋に限定して“時価”をネット上に公開し、さらに携帯メールで送るのもいいし、FAXによる販促もいい。意外に悪くないのは宅配サービスとの組み合わせ(スペース制約を考えなければピザがいい)。ねらいはデリバリーのアイドリングをなくすことだが、お酒との接点商品の宅配は、販売効率が高いケースは多い。

 「どうやってお客さんのメールアドレスや電話番号をゲットするの?」という問題はある。それはある意味かんたんだ。顧客リストづくりにはポイントカードはだめ。なぜならポイントがたまらないと“顧客”にならないし、カードに氏名・住所を書いてくれないことも多い。だからこのように奨めましょう。「これを書くとお得ですよ」「なぜ?」とお客さんが言う。「原酒が当たるかもしれない」「しぼり酒を優先販売します」「新製品の試飲ができます」と言われれば酒呑みはコロリである。顧客が「ああ、それいいなぁ」という思い、それが原点だし、究極です。

 おまけで「こだわりの柿の種」を提案したい。国産の有機米、国産の落花生、国産の芥子。辛みの調節が自在で100グラム単位で量り売り。新潟の中小企業と提携して産直で卸しがいい。いつも新鮮で美味しい柿の種を食べれる幸せ。わたしが責任を持って仕入希望の酒販店をブレークイーブンの量・場数まで開拓します。やりたいという酒販店の方、ぜひわたしまでご連絡ください。中小企業診断士から、今日は以上です。

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2008年4月14日 (月)

ごまフローズンドリンクとコアバリュー

 今日はあるテーマの打ち合わせにCherryさんとタリーズに行きました。飲み物、何にするかなぁ・・・あ!胡麻の匂いがほのかに。そうです、2008年4月9日からタリーズでは“黒ごま”を使った季節限定製品を発売しています。

080414_140502 pic by cherry.

 そこでごまのドリンクを注文することに。わたしは『黒ごまスワークル』、Cherryさんは『黒ごま豆乳ラテ』with『黒ごまアイス』のトッピング。記念すべき第一飲なので、写メをいたしました。今日はごまからお客さま価値を考えることをテーマにします。

【hmm・・・なアドバイス78.ごまフローズンドリンクとコアバリュー】
季節限定フローズンドリンク「黒ごまスワークル(R)」、季節限定ドリンク「黒ごま
豆乳ラテ」は、和素材の代表格ともいえる香ばしい黒ごまをメインとし、黒蜜で
まろやかな甘さを加えました。春の訪れとともに気温が上昇するこの時季、その
日の気候にあったドリンクタイプをお選びいただけるよう、フローズン、ホット、
アイスで展開致します。

引用元 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=185435&lindID=5

0414_taste_of_japan_seasonal_0804_s  画像5枚くっつけるのがたいへんで。

 季節限定素材としてのポイントは、ごまという和の素材と洋のコーヒーという出会い。タリーズと“和”の出会い(商品化)はごまが初めてではない。07年に抹茶スワークルを季節限定商品で販売、さらに07年秋に抹茶ラテを定番化。飲料だけでなく、07年春には『Ankoチーズクロワッサン』という和デーニッシュも発売している。

 これはタリーズの“Taste of JAPAN ~Blending the East and West at TULLY.S~” のコンセプトを表現する商品化で、シアトルという“洋”と、日本法人創業者松田公太氏ら日本で独自展開するイメージの“和”の融合とされる。

080414_140601 080414_140501 pic by go 右は特に下手。

 ストローでちゅ~いとすると、確かにごまの味がじんわ~り+ほんわ~りと、口の中に広がりました。スワークルはさっぱりした味わい。Cherryさんのごま豆乳+ごまアイスもきっと和と洋折衷のごま味でしょう。タリーズの季節限定フローズンドリンク、スワークル、豆乳ラテ、そのアイスクリーム「黒ごま」以外にも「ごまのパンナコッタ」がある。

【ごまでは誤魔化せない】
 フローズンドリンクを頂いていましたが、だんだんアタマはHotになってきました。それは昨日以来ずっと花粉症がひどくて、クスリを多めに服用したせいなのがひとつ。

 もうひとつ理由があります。実はコンサルティングのクィック診断なるものを考えていて(毎春、棚卸しのようにやっています)、その素案の意見をもらっていて、熱くなってきました。わたしはPCを広げて、彼女に素案のパワポを見せました。

 「これには、あたしならお金を払わないな」 開口一番、ずしんとくるメッセージ!
 「うぅ・・・わかりにくい?」 ショックを隠しつつ、わたしは訊きかえしました。
 「というか・・・まず“コアバリュー”って何だかわからないです」
 タイトルには"コアバリュー”という文字が入っています。コア=真ん中、バリュー=価値ですから、お客さまがもっとも感じる価値、みたいな意味です。

 「それはね、たとえば“なだ万”ってあるじゃなない。日本料理の老舗の料亭」
 Cherryさんはフンというようにうなづいた。料理のことは彼女の方が数段上手だ。
 「なだ万がなぜ、自社を“料亭事業”としてとらえるんじゃなくて、“日本料理の厨房”ととらえたからこそプリンやスイーツまで出したわけじゃない。自社のコアバリューが、店でのおもてなしととらえたら、これは開発できなかった。“料理の厨房”と価値を広げたからこそだと思うんだよ」

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 「それならわかるわ。たとえば、ディズニーランドのほんとうの価値は“遊園地”じゃなくて・・」
 わたしはあとを引き取った。 「日常から切り離された夢の世界を売る」
 「そうするといろいろなグッズが売れるわけよね。そういう説明がこの資料にあればわかるけど、“コアバリューの診断”ではちょっと・・・」

 こうしてわたしの数時間の素案づくり作業は振り出しにもどり、熱くなったわたしはフローズンドリンクを飲み干した。出来の悪さは誤魔化せなかった。

【場を進化させて需要創造をしてきたのがコーヒーショップ】
 ひるがえってタリーズショップを見渡した。むかしの珈琲店では飲料と休憩を売っていた。そこで誰かと語らい、打ち合わせをし、待ち合わせをした。ウェイトレスが注文を取ることは風物詩になったが、やがて風物になった。茶の運搬に価値があるのではなく、美味しいコーヒーに価値があるという見方をしたコーヒーショップが次に流行った。

 美味しいコーヒーから広がる価値を見いだした人々がいた。彼ら(スターバックスやタリーズ)は、コーヒーショップという場に新しい幾つかの価値を加えた。それはくつろぎ、勉強、仕事、語らいをする場だった。スターバックスはそれを「家でもない、仕事場でもない“サードプレイスの価値”」と表現した。

 今年タリーズは、ごまを戦略商品に加えて"和と洋の融合”をテーマにした。タリーズには絵本や“コーヒー物語”などの読みものもあり、スターバックスにもたくさんの“デザインマグ”がある。そしてもちろん落ち着く音楽がある。これは『文化価値』を売る場に一歩踏み出した。まとめると“場”はこう変化してきた。

場1:飲料と休憩、
場2:美味しいコーヒー、
場3:サードプレイス、
場4:文化、

Taste_of_japan_mag_item_pt_26 コーヒー物語マグ。

 そして自社の市場価値を、消費者の変化に合わせ、いや先取りして、絶えず見なおすこと。これが“コアバリュー”の変化。句点で終わるように、価値はずっと&絶えず変化するからこそ、貴社がコアバリューにどれだけ