忘れ物の一生
昨夜の電車は押し合いへし合いだった。雨で傘も手にしていた。押されるがママよ我。人いきれの中、隣に立つ女子が足元を見た。何かがあるようだが見えない。次の駅でまたギューッと押されて、別の人もそれをまたいだ。それは誰のモノでもないらしい、青いビニール袋。
そんなに嫌うなよ。サリンじゃないだろ。
そう思って、鞄と傘とiPhoneを持って手がふさがっていたけれど、かがんで取りあげた。ずしりと重い。なんだろう?むんずとつかんだまま2駅過ごして、途中駅でようやく空いた。思わぬことに座れたので、中身をあらためてみると…
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