40、85、90、25、5600
今日は数字の羅列からです。さて何でしょうか?これらの数字のセットでピンとくる人は、すでに“気づいて”います。
それはメタボリック基準値にまつわる数字。検診は40歳から、腹囲は男性85cm、女性90cm以上、25とはBMI(BMI=body mass index=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))でそれ以上はダメ、そして5600とは現時点での、日本のメタボ検診対象人口、5600万人です。
数値への“気づき”というか敏感さというか、それが先行してしまった感ありのメタボリック検診ですが、ニチレイフーズでは“気づき”を食生活にもたらすという商品化があり、興味をもちました。
【hmm・・・なアドバイス99.行動変容からのメタボリック対策】
ニチレイグループの株式会社ニチレイフーズは、2008年7月1日より実体験型
食生活改善サポートツール「気づき食」を、医療保険者や特定保健指導受託
機関向けに発売いたします。2008年4月より、40歳以上75歳未満の方を
対象に、特定健康診査・特定保健指導制度がスタートします。この制度では、
生活習慣病予防の観点から、本人の「行動変容」(生活習慣が変化すること)
に焦点をあてたアプローチが求められています。
引用元 ニチレイフーズのプレスリリース
「結局デブはたくさん食べたいんだよ」
そう言ったのはわたしじゃないですから。あるお客様の会社の社長さんです。つい書いちゃいました。社長さんも自身も、一度挫折したと告白されているお腹です。たくさん食べたい!を人為的に抑制しようとしても、結局挫折する人が多い。ニチレイではそこにフォーカスをして、“気づき”が大切という着目をしたようです。
【キーワードは“行動変容”】
ニチレイフーズでは今回のメタボリック検診以前からずっと気づきによる“行動変容”に着目していた。その成果が『気づき食』。気づかないと行動は変わらない。行動が変わらないとメタボリックに効果が出ない。食べて気づかせる、だから気づき食は食材ではなく“教材”なのである。
1.食事教材セット
2.目盛り付き茶碗
3.体験BOOK
まず注目は教材たる食事。まず「豆腐ハンバーグセット」で、自分の量が多すぎることへの気づきと、味付けの好みの偏りの気づき。次いで「鶏つくねセット」では、味のメリハリのつけかたへの気づき。「サバ味噌煮セット」では魚の大切さと食物繊維の大切さを感じる。そして「肉じゃがセット」では、野菜でもこんなにお腹いっぱい!という気づきを。う~ん、気づきの食物連鎖とでもいいますか。
【行動変容とは何か?】
ちょっとむつかしいのですが、北里大学看護学部の岡美智代先生のサイトによれば、『学習理論、認知行動療法、保健行動モデルを参考にした、食事・水分管理などのセルフケア行動を変容させていく実践的なプログラムです』。ようするに食事や水分管理で自分を変えてゆく、という、本人の意識覚醒や意識変化をうながすプログラム。
ステップバイステップ:大きな目標設定より、日々の一歩一歩を重視
セルフモニタリング :目標設定、自己管理を自分でできる段階
ピアラーニング :ピア=仲間の意味、仲間同士でけん制しあいがんばる
行動強化 :行動として習慣化させてしまう
生きがい連結 :人生なげやり型の人への精神面の衛生
ようするに「自分でできるもん!」という心理に持ちこめれば、デブ退治成功。ニチレイフーズの開発はこうした人間心理にもとづくものですが、行動強化とステップバイステップにフォーカスをしたものでしょう。だからこそ“教材”という位置づけなのである。下図は従来より発売している『ニチレイ気配り御膳21食セット』ですが、こうした低カロリー食材提供とは一味ちがう。
行動変容については岡先生のサイトの説明をごらんください。
【メタボリック・アイデアマラソン】
ニチレイの気づかせ商品、「目盛りという気づかせ」「食事量という気づかせ」「舌への気づかせ」という3セットそろった心理的な強制力は巧みだとは思う。しかし“目盛り付きの茶碗”はけっこうシビア(笑)。
茶碗以外にも目盛り付きビアマグ、目盛り付きワイングラス、目盛り付きラーメン鉢・・・。そんな“目盛り付きの人生”・・・・わたしはやだな、チクタク、チクタクみたいで(笑)。
めげずにメタボリック撲滅への行動変容のアイデアマラソンをしてみましょう。
1.色の習慣を変える
“ブルーダイエット”は効果的ですよ~とYukaさんが言っていた。テーブルや食器をブルーにするらしい。ブルー=食欲減退色、だから目盛り付きお茶椀さえも真っ青にしましょう!
これはブルーマン。直接関係ないですが。
2.ファッションアイテムを目盛りにする
今は絶対に着れないサイズの服を購入して、家に陳列する。それを眺めて“絶対着れるようになるぞ!”と毎日思うのです。ニューヨークの先端ファッションを着たい!でもそれは3サイズも下だ!でも着たい!と毎日思う。
できればマネキンも購入してその服を着せておきましょう!「いつかわたしはマネキンのサイズになりたい!」 腹囲だけでなく、さまざまな部位のサイズを測っておくのもいいかも。
3.恥ずかしき目盛り椅子
体脂肪・体重計付きのオフィスチェアを開発する(今ありませんよね?)。液晶掲示板は背もたれの裏側、つまり通路側に掲示。肘掛を握ると体脂肪を計測してくれるのもいい。通り過ぎる同僚に数値が丸見えなんです(過激ですか?)
オフィス用椅子スピード競争もいいかも(ドイツ)
4.オフィス内ぶらぶら管理職
管理職こそオフィスの中をぶらぶらして、「おい、あのプロジェクトどうなった?」と声をかけるべきです。“管理職社内ぶらぶら1000歩ルール”なるものをつくって、一日1000歩はぶらぶらすることを励行すれば、メタボ撲滅+人間関係良好+マネジメント把握、一石三鳥です。
5.バーチャルアバターに褒めてもらう。
パソコンや携帯、さらにはiPodを用いたダイエットプログラム、最近増えてきました。これからもどしどし出てくる。だが目標を立てて、実施したかどうか、数値入力するだけでは意気が上がらない。
そこでバーチャルなコーチ(アバター)を登場させて、ちょっとした運動やガマン入力を褒めてもらいたい。「エスカレータを使わないで階段登ったって。やるわね!」「お昼ご飯の後、お散歩したの?その調子、その調子」。褒められれば人間、浮かれるもので持続したくなるでしょう。ただでさえ厳しいダイエットですから、褒めまくってくれるバーチャル・コーチがいてもいい。
【hmm・・なアドバイス】
たくさんアイデアを考えて疲れました。メタボリックマラソンをすると、お腹が空くので逆効果かもしれません。しかし習慣を変えるのはすごくむつかしい。むつかしいからこそ、わたしは食ではない習慣から変えるのも、ひとつの成功体験づくりのきっかけになると思います。たとえば;
・靴を習慣では右足から履くのを、左足から履くようにする。
・いつもは右お尻ポケットに入れるハンカチを、左ポケットに入れる。
・いつもは右腕から入れるシャツを左腕から入れてみる。
小さきこと!と思うでしょう、でもやってみてください。小さきことでさえ習慣を変えること、むつかしい。ダイエットはたいへん。ブログの内容を変えるのだって、けっこうむつかしい。こっちもメタボリック化しないように気をつけます。今日は以上です。ご購読ありがとうございます。