ことば

2012年9月24日 (月)

漢字とお話したい

やべえ…こんな漢字も書けねえ。其の手の事が屢々(しばしば)ある。餘(あま)りに阿呆(あほう)なので判然とさせない。でも僕だけじゃない、貴方(あなた)だけじゃない。

過去10年、ITの普及とともに漢字を書けなくなったと感じる人が、文化庁の『国語に関する世論調査』によれば世代を問わず爆増中。これだけ手書きしないなら当たり前。学校だってタブレットコンピュータでしょう。若者はラブレターも印刷するのかしら?スマフォで告白する?きっとラブレターさえ書かないんだろうな…

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2012年9月 9日 (日)

英語の美文に触れてごらんよ。

昨日祖父オロリのことを書いて、遺品の英英辞書を思い出した。デカイので扱うのはたいへんだ。

実に品位のある辞書で、羊ひとつ取っても10数種の羊を絵入りで説明する。鳥の部位もこのとおりの精密さ。勲章の挿絵も楽しい。

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2012年8月15日 (水)

青空文庫と電子リーダーにありがとうを。

東京新聞の記事『増える書店ゼロの町』(町のどこにもリアルの本屋がないという町が増えている)と、藤村厚夫さんの2つのアップデート『iBookstore のランキング上位はアダルト小説ばかり』(読んで字のとごし)が気になった。

一日一店の割合で本屋が潰れているからさもありなん。それはネットのせいだけではなく、本屋の仕入れ力が失われた自滅もある。

ネットでエロと漫画しか売れないのは、車内でスマフォ観察をすればハハンだし、ぼくだってエロは好きだ。でもぼくのは「女子美術愛好」で、胸を張って言うが、女子の仕草や造形や表情の美を探求している。愛している。単なるエロは変態だが、美の本質の追求なのである。

と言い訳はともかく、cherryさんとぼくの最近の趣味は「古典読み」である

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2012年8月 1日 (水)

ことばを縮ませる力

8月1日は何の日ですか?」と昨日のIKEAプレスカンファレンスで、IKEAのプレゼンターが問いかけた。答えは別の社員達が合唱で返した。

「やっぱり家の日!」


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2012年7月31日 (火)

ことばのデザインは暮らしの中にある。

この暑いさなか、表参道までIKEAのカンファレンス&イベントに出かけた。明日は8月1日(やっぱり家の日)で新しいIKEAカタログが発行され る。プレスを集めてプレゼン。カタログにも“AR(拡張現実)”が取り入れられたし(カタログはもらったけれど、まだアプリがダウンロードできない)、人 気商品の価格ダウンもある。業績は好調。立川と仙台に新店舗もできる。それそれとして。

SUKIMA GALLERY、つまり隙間を活かして住みましょう、が今回のテーマ。表参道の裏道の“ちょっとしたスペース”、ほんとの隙間や階段の下、出入口脇やホールの隅っことか、十数カ所を展示会場にしちまった。裏道ゲリラ的な展示会っておもしろいね。雨が降ったら濡れそうなところもあった(笑)。

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2012年7月30日 (月)

あんた、お金、どこからもらってると思ってんの?

月末である。請求書作成である。フリーランスの喜びである。なのに先月は1本すっぽり忘れて、請求元から「郷さん、出してませんよね?」とお訊ねを頂いた。ありがたや〜…ウッカリですみません。

フリーランスのぼくの請求書は、作文とアートとその他部門に分かれる。作文のうち連載への請求で思うことがある。それは…

「あんた、お金、どこからもらっていると思ってるの?」

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2012年7月24日 (火)

自分我から自分和へ

ぼくは「自分が」になったときモヤモヤする。心が狭くなっている。ねたみや嫉妬がでている。気がつくと文章も「論」を書いている。エエイぼくらしくないぞ。

そんなときはひとっ風呂浴びるか、まだその時間じゃなければ神社にお参りする。「心に平静さをください」とお祈りして、木々をじっと見上げて深呼吸。すると不思議に気持ちが落ち着いてくる。

「自分が」が小さくなり「自分は」になってゆく感じ。

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2012年7月10日 (火)

イヤな情報をキレイにするには。

今日はクソ暑い中、瑠璃白さんとある神社で待ち合わせた。道不案内のため、お待たせしてしまってすみません。そこで原稿にからんだお話をしたんですが、のちほど神社の神主さん(女性)にお会いした。こんな話をしてくれた。

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2012年7月 8日 (日)

私の中のあれを探して

木漏れ日が清々しい有栖川公園の都立図書館に行った。白洲正子全集を読むためだ。

いつかライアル・ワトソン と対談した時、明治時代に日本人が、ゴッドを神と訳したのは失敗だった、と指摘された。カミはカミで押し通した方がよかったのではないか、何だかわけのわ からぬものだと知れば、外国人もそれなりに納得したに違いない、と。引用元=白洲正子全集14巻

エッセイ『私の中のあれ』は“あれ”をめぐる随想である。

あれとはなんだろう?白洲正子女史が挙げるのは、木漏れ日の中の一輪のりんどう、夢殿の観音様、そして富士山の崇高な姿。ひとことで言えば、日本人の「胸のここ」にいる神さまである。

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2012年7月 5日 (木)

アンズのなみだ

ジメジメした雨もやんで、お日さまがニコニコしました。ヤンおばさんはお家のアンズの木から、実をぽちっぽちっとカゴに入れました。どれもツヤツヤで、においがぷわーっとしてきます。おばさんはにっこり。

さあシロップ漬けをつくりましょう

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